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「菊次郎とさき」

amazonビートたけしが父母について書いたエッセイ。
評判の高いエッセイだが、これがビートたけしの本でもなく、著者に好意を持ってもいなければ、やっぱり駄作かもしれない。
いや、駄作まではいかないか。要は普通、であった。著者に対して「一目を置いて」読んだり、最初から好意まるだしで行間を探っていったりすると、なかなかに感動的な部分もあるのだが、一歩距離を置いて読むと…。
残念なのは、あれだけ表現力が多彩な人なのに、非常に陳腐な比喩や言い回しをたまに使うこと。それも展開の骨の部分で。えー、そういうふうな表現でこの文章を締めるわけー?とがっかりすることも多々あった。
ビートたけしだからこそ厳しい目で読んでいる部分もある。一目置かれたり、厳しく読まれたり、著者もいろいろたいへんなのだ。でも、なんだか「いまオイラが母親を語ったらとりあえずせつなくはさせられる」みたいな安易さを感じてしまった。ちょっとイジワルな視点でゴメンだけど。
2000年03月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
@satonao310