「書薮巡歴」
林望著/新潮社/1500円

amazon著者の書物への想いが切々と伝わってくる好エッセイ。
貧乏学生時代からの書物、学問修行の藪をどうやってかき分けて前に進んだかが詳細に描かれ、ちょっと感動的ですらある。
前作「書誌学の回廊」は書誌学とは何ぞやをわかりやすく書きつつのエッセイだっただけに、筆の歯切れが悪かったところがあったが、この本にはそれがない。格調高い文体の堂々たる好著。特に恩師や先人のエピソードなどよし。
箱入りの装丁もとてもよい。
1995年12月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ