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「鷲の驕り」

amazon勢いで書いたせいかちょっとシンドイところもあった前作「龍の契り」に比べて格段の出来。じっくり自信を持って書いているのがうかがえる。2作目のプレッシャーを見事に跳ね返す快作である。
複雑に交錯するストーリーを見事に紡ぎあげていてただただ感心するしかないが、物語の前の方で起きた事件の謎のいくつかが最後の方まで謎のまま残っていて読む側はすっかりそのことを忘れている、なんてことがいくつか起こっている。書き手側は鳥瞰できるからそこらへんは「上手に紡いだ、ウフフ」と思っているかもしれないけど、読み手側は読み返したりしつつ読まなければよく理解できない。そのくらいかな、文句は。
それにしても……僕と同じ1961年生まれだって。なんだかいろいろ反省してしまうボクなのでした。龍(中国)、鷲(アメリカ)ときて、次は熊(ロシア)かな。
1997年07月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:ミステリー
@satonao310