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服部真澄

LV5「鷲の驕り」

服部真澄著/祥伝社/1800円

鷲の驕り
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勢いで書いたせいかちょっとシンドイところもあった前作「龍の契り」に比べて格段の出来。じっくり自信を持って書いているのがうかがえる。2作目のプレッシャーを見事に跳ね返す快作である。

複雑に交錯するストーリーを見事に紡ぎあげていてただただ感心するしかないが、物語の前の方で起きた事件の謎のいくつかが最後の方まで謎のまま残っていて読む側はすっかりそのことを忘れている、なんてことがいくつか起こっている。書き手側は鳥瞰できるからそこらへんは「上手に紡いだ、ウフフ」と思っているかもしれないけど、読み手側は読み返したりしつつ読まなければよく理解できない。そのくらいかな、文句は。

それにしても……僕と同じ1961年生まれだって。なんだかいろいろ反省してしまうボクなのでした。龍(中国)、鷲(アメリカ)ときて、次は熊(ロシア)かな。

1997年07月01日(火) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

LV5「龍の契り」

服部真澄著/祥伝社/1800円

龍の契り
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確かにすごい力作である。日本人が書いたとはとても思えない国際謀略サスペンスで、大部を飽きさせずに読ませる筆力は並のものではない。しかもデビュー作。これを褒めずして…と言いたいところだが、スゴクいいところまで来ているだけに惜しくてたまらない。

まず描写にムラがある。オーバーに書きすぎるときがあってしらける。キャラの立ち方にメリハリがない。だから読み終わってからの印象が薄い。設定も都合が良すぎる。こんなにうまく行くかよ、とぼやいてしまう。全体に「薄い」のである(本自体は厚い)。上記「ホワイトアウト」と比べるとよくわかる。細部の書き込みが「薄い」分ストーリーだけの本に終わっているのだ。

でも三ツ星だろうなぁ。これを褒めずして…だ。さっそく次作「鷲の驕り」を読もう。龍(中国)の次は鷲。アメリカですね。ってことは3作目は熊(ロシア)か?

1997年06月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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