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「孤独について」

amazon副題は「生きるのが困難な人々へ」。
孤独を自分に課せられた重い荷物と取るのではなく、自分が積極的に選び取った大事な時間なのだととらえることによって得られる価値の転換について、著者自身の半生を赤裸々につづりながら説いている。いや「孤独」という言葉よりは「ジコチュー(自己中心主義)」という言葉の方が内容に近いかも。「孤独になる」=「なるべく他人のためにではなく自分のために時間を使うこと」と明記してあるくらいだし。
なにしろ著者は「うるさい日本の私」を書いた難物。一筋縄なる孤独論ではない。
もちろんお説教含みの「生き方指南本」ではないし、わけのわかったような「机上の哲学書」でもない。だから実際に苦しんでいる読者はかなり共感できると思う。今の生活に違和感を感じている人はすべからく読むべし。読んで損はしないと思う。ただし、後半は少々ヒステリック。
1999年01月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:哲学・精神世界
@satonao310