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「スイングジャーナル青春録~大阪編~」

amazonジャズ専門誌「スイングジャーナル」の元編集長がその音楽遍歴を中心に書きつづった青春記。
などと聞くと、音楽遍歴のすごさとか自分のセンスの良さとかをひけらかす内容が想像されるが、さにあらず。平明な文章で実に等身大なる快作に仕上がっている。この等身大というのは実はとても難しい技だと思うのだが、著者は嫌味にもならず冗漫にもならず実に素直にそれに成功している。敢えて言えば、ちょっと笑いをとるのが下手みたいだけど。
ただ、「大阪編」とあるように下巻として「東京編」が秋に発売されるらしいのだけど、「このまま等身大だけで終わるんではないだろうな?」とちょっと心配にもなる。雑誌「スイングジャーナル」の編集長としてのボクたちにない視点も(読者とは勝手なもので)求めてしまうからである。「東京編」が待たれる。
1998年04月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310