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中山康樹

LV2「超ジャズ入門」

中山康樹著/集英社新書/740円

超ジャズ入門
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元「スイングジャーナル」編集長の著者の本を読むのはこれで3冊目かな。
ビーチボーイズを再発見できたのは著者のおかげである。マイルスを真剣に聞き始めたのも著者のおかげである。そういう意味である種の信頼関係が読者であるボクと著者の間で出来上がっているので、読む方は楽である。

ジャズは怖くない的論から本ははじまるが、この辺はやっぱりジャズが詳しい人の書き方になっていることは否めない。ジャズをこれから聴いてみようという人にはいまいち空気感がわからないだろう。超入門としてはそこが残念。ジャズ=怖い、となるのは中級者の前である。初級者の後半。そしてそれはスイングジャーナルを読もうと思うようなコアな入門者である。普通はもっと気軽に聴き始めるものだ。著者はロックに限界を感じてジャズに入ったという理論派なのだが、そういう理論派はごく少数なのだ。

とかいう細かいことは置いておいても、結局マイルスを聴けと持っていくあたり(いい意味で)笑ってしまった。これはもう「芸」である。そんでもって、最終的にはお勉強みたいに100枚ほど聴かないといけない。うーむ。これを読み終わった読者は結局「ジャズって怖い~、難しそう~」と思うのではないだろうか。疑問。個人的にはオモシロイ本であったが、超入門として考えるとハテナもいろいろある本だった。

2001年11月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:音楽

LV4「スイングジャーナル青春録~大阪編~」

中山康樹著/径書房/2400円

スイングジャーナル青春録 大阪編
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ジャズ専門誌「スイングジャーナル」の元編集長がその音楽遍歴を中心に書きつづった青春記。
などと聞くと、音楽遍歴のすごさとか自分のセンスの良さとかをひけらかす内容が想像されるが、さにあらず。平明な文章で実に等身大なる快作に仕上がっている。この等身大というのは実はとても難しい技だと思うのだが、著者は嫌味にもならず冗漫にもならず実に素直にそれに成功している。敢えて言えば、ちょっと笑いをとるのが下手みたいだけど。

ただ、「大阪編」とあるように下巻として「東京編」が秋に発売されるらしいのだけど、「このまま等身大だけで終わるんではないだろうな?」とちょっと心配にもなる。雑誌「スイングジャーナル」の編集長としてのボクたちにない視点も(読者とは勝手なもので)求めてしまうからである。「東京編」が待たれる。

1998年04月01日(水) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:音楽 , 自伝・評伝

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