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「パリのトイレでシルブプレ~」

amazonおもしろくないわけではない。
94年~96年にかけて「電撃王」という雑誌に書かれたエッセイを集めたものだというから、雑誌のターゲット的にはこういった文体で正解だろう(書き下ろしも半分くらいあるのだが)。そして各エッセイの末尾に現在の感想を追記しているのもそれなりの効果を上げていると思う。でも、なんちゅうか、全体に「Too Much」なのだ。酷暑の中で読むと暑い!
中村うさぎの魅力は、タカビーな部分と大ボケの部分のギャップの激しさである。うまくハマるとそのギャップがめちゃおもしろくなる。
が、この本では、過去のエッセイに自らツッコミをかけちゃっている。そこが敗因かなぁ。この頃の他の連載(週刊文春とか)が低調なのも、自分ではかなり完成された技だと思っているであろう自分ツッコミのせいだとボクは思うな。中村うさぎは、自分にツッコまず「ひたすらタカビーにボケていく」べきだと思う。それは自分ツッコミよりずっと高度な技。これが出来る数少ない作家のひとりゆえ、期待している。
2001年08月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
@satonao310