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「いまどき真っ当な料理店」

amazon「神戸震災日記」の項でも書いたが、ボクは個人的には田中康夫はそんなに好きではない。
でも、先月に続いて今月も認めざるをえない本を出してきた。帯に「日本初のミシュラン誕生」とあるのでもわかるようにこれはレストラン批評の本なのだが(厳密にいうとミシュランは覆面審査員による審査なので、面が割れている著者の審査とは立脚点が違う)、優れている点が3つある。
1.ヒモ付き褒め合い評論とは一線を画す辛口系。
2.「真っ当」度という新しい評価基準。
3.巻末の「なぜ私はこの店を評価できないか、あるいは評価するのか」というエッセイの切れ味の鋭さ。
個々のレストラン批評に対してはその立脚点も含めて反対意見はあるのだが、本としては非常によい出来だと思う。
1996年05月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
@satonao310