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「それでも真っ当な料理店」

amazon前作「いまどき真っ当な料理店」の最新版。なかなか粘着質な批評で思わず「真っ当ではなくて納豆か」と思ったりしたりして(ツマラン!)。
相変わらず言いたい放題であり、その視点の中に共感できるもの、納得できるものがあるのも認める。
が、ちょっとイヤな部分も目につく。例えば、シェフなどの私生活的裏話をして、それをもってそういう姿勢でやっている店もダメ、みたいな評価の下し方。そのスタンスは頷けない。また、ある項で「僕が来たから力を込めて作ったんだと友人に言われた」みたいな記述が出てくるが、著者ならそれは当たり前である。そういうことが他の店でも十分起こりえ、また実際に起こっていることにどのくらい気がついているのであろうか。基本的に著者と一般人とでは出てくる料理は違うと思った方がいい。なのにどこをもって「真っ当」の判断をするのだろうか。わからない。
シェフの腕がいい、とかの判断は出来よう。でも「真っ当」となるとまた別ではないか。辛口批評が存在しない日本においてこの本の功績は認める。が、前作よりも、ちょっと一般人の「真っ当」と著者の「真っ当」の視点がズレ始めていると感じる。
1999年05月01日(土) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:食・酒
@satonao310