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LV3「小さな農園主の日記」

玉村豊男著/講談社現代新書/660円

小さな農園主の日記
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ウェブで日記を読むのに似て、やはりダラダラと日記を読むのは快感なのである。
ただ、著者はここで「日記作家宣言」をしているがが、日記文学というものは(いまや)同時性がかなり重要になっている。書いた1年後に出版される日記はやはり鮮度が薄れ、どんなに文学的昇華がなされていようとも腐りかけていることは確かなのである(紫式部日記的な古典的価値・歴史的価値があるものは別)。リアルタイムの日記をリアルタイムで読む。その同時性がウェブ時代では求められるであろう。著者が日記作家を目指すのであれば、まずウェブで始めて欲しい。そして同時性という有史以来初めての文学的イノチを上手に昇華してほしい。

まぁそんなようなことをアタマでは思うのだが、賞味期限を越えていても人の日記は面白い。この本もそれなりに面白い。同時性があったらもっとだな、と贅沢を思うだけなのである。

2000年06月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

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