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玉村豊男

LV1「回転スシ世界一周」

玉村豊男著/世界文化社/1575円

回転スシ世界一周
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この頃の回転スシの世界制覇のイキオイはすごいものがある。
この本は著者がパリ、ロンドン、アムス、NYC、ロスと16日間に渡って海外の回転スシを食べまくった記録である。果たして回転スシを海外の人はどう捉えているのか。回転スシ文化はどう根付いていくのか。どうしてこんなにスシが流行っているのか…。そういう問題を考察しつつ、著者はとにかく食べまくっているのである。

現地のスシ事情やインタビューなどは興味深いし、世界がどうスシを捉えているのか、読むに従って理解できてくる。
ただ、それ以上のものはここにはない。ちょっと気のきいたライターでも、現地コーディネーターに恵まれれば同じようなものが書けるだろう。ボクは「玉村豊男がそれをどう感じどう消化しどう発信するか」がもっと読みたかった。そういう意味での突っ込みが足りない気がする。著者独特の匂いがない本に仕上がってしまった。そこが残念でならない。企画も題材も著者もいいのに惜しい一冊。

2000年09月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:食・酒 ,

LV3「小さな農園主の日記」

玉村豊男著/講談社現代新書/660円

小さな農園主の日記
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ウェブで日記を読むのに似て、やはりダラダラと日記を読むのは快感なのである。
ただ、著者はここで「日記作家宣言」をしているがが、日記文学というものは(いまや)同時性がかなり重要になっている。書いた1年後に出版される日記はやはり鮮度が薄れ、どんなに文学的昇華がなされていようとも腐りかけていることは確かなのである(紫式部日記的な古典的価値・歴史的価値があるものは別)。リアルタイムの日記をリアルタイムで読む。その同時性がウェブ時代では求められるであろう。著者が日記作家を目指すのであれば、まずウェブで始めて欲しい。そして同時性という有史以来初めての文学的イノチを上手に昇華してほしい。

まぁそんなようなことをアタマでは思うのだが、賞味期限を越えていても人の日記は面白い。この本もそれなりに面白い。同時性があったらもっとだな、と贅沢を思うだけなのである。

2000年06月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

LV1「パンとワインとおしゃべりと」

玉村豊男著/ブロンズ新社/1600円

パンとワインとおしゃべりと
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玉村豊男による食エッセイ。

パンについてのエッセイはわりと面白かった。パンの蘊蓄について書かれた本って意外と少ないから新鮮なものもあった。
でもそれは前半1/3くらいで終わってしまって、あとは普通の玉村節である。それはそれで面白いし、著者ファンのボクとしては楽しいのだが、彼の著作はほとんど読んでいる身としてはちょっと飽き気味でもある。新機軸を打ち出してくれないと、そろそろ買わなくなりそうだ。読みとばすにはなかなか気持ちいい本なんだけど。ちょっと厳しく一つ星級。

1997年08月01日(金) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:食・酒

LV2「種まく人」

玉村豊男著/新潮社/1680円

種まく人―ヴィラデスト物語
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副題は「ヴィラデスト物語」。

林望と双璧の自慢上手、玉村豊男の一年前の本。
何となく今まで読まなかった。他の本でもいっぱいネタにしている新居-ヴィラデスト-が出来るまでの物語だが、「死」を底流のテーマにしている分、他著とは違う。変に読者におもねっていない分とてもいいエッセイになっている。帯に「玉村豊男の人生論」とある。ちょっとオーバーな感じではあるが、生き方、という意味ではとてもよくわかる。内容の濃いエッセイ。

1996年06月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

LV3「エッセイスト」

玉村豊男著/朝日新聞社/1575円

エッセイスト
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まだどちらかというと新進エッセイストとしてはなかなか勇気ある題名である。

エッセイストとはどういう商売か、いかにしてそれになるのか、収入はどうなのか、作者はどういう経緯でエッセイストになったのか…この本は作者の半生記でもあり、フリーライターの内部告発(?)の書にもなっている。エッセイストの内側の企業秘密をいろいろ暴露している本なのだ。作者独特のあの「自慢の一歩手前」という距離感も健在でラクに楽しめる好エッセイ。

1996年01月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ , 自伝・評伝

LV3「田園の快楽」

玉村豊男著/世界文化社/2548円

田園の快楽―ヴィラデストの12ヵ月
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副題は「ヴィラデストの12ヵ月」。著者が都会から移り住んだ長野県の田園。ヴィラデストと名前をつけてそこで生活を始めたのだが、その豊かで愉快な生活が活写されている。田園での理想の日々が描かれているのだ。テーマ上ちょっと自慢めくのは仕方ないが(特に都会人にはそう響く)、この著者、もともと自慢がうまいうえに(イヤミにならない)、昔より自慢が少なくなった。人もうらやむ生活を鼻持ちならなくなるギリギリの線で書きつつ、以前より客観的に書いている。とても上手だなぁと思った。んでもってたまらなくうらやましい…。
でも、なんとなく「長続きしないんじゃないかな」という予感もする。どうなんだろうか。

1995年10月01日(日) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ , 食・酒

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