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LV5「わたしの渡世日記」

高峰秀子著/文春文庫/上下各667円

わたしの渡世日記〈上〉
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名作の誉れ高かった著者の自伝の復刊である。
最初の出版が昭和51年であるから、ええと、何年前だ? まぁいいや。とにかく昔の本である。が、その頃から高峰秀子は名手だったのがよくわかる。もともとスターとして生きてきた半生自体が一般人には興味深いものなのであるが、それを抜きにしても実に面白い自伝だと思う。

自分を遠くから眺めおこすその視点がとても心地よい。変に謙虚ぶったり変に偉ぶったりせず淡々とイキイキと自分を語っていく。なかなか出来るもんじゃない。
そして母親との確執も迫真と客観を入り交えて上手に描き切っている。もちろん著者に関わってくる人生折々のスターたちのエピソードも興味深いが、彼らに対する著者の観察眼の鋭さはまた格別。
総じて上質なるエンターテイメントなのである。

1998年06月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:自伝・評伝

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