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LV3「もう消費すら快楽じゃない彼女へ」

田口ランディ著/幻冬舎文庫/571円

もう消費すら快楽じゃない彼女へ
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実は小説でない田口ランディを読むのは初めてなのだが(つか、小説も「コンセント」しか読んでない)、この本のようなエッセイだと、なんというか、読者に嫌われないためにずいぶん気を使って書いているなぁという印象を受ける。もっと高慢に書いた方がキャラ立ちするなぁとも思うし、意外と普通っぽくて好ましく思う部分もある。ただ、読者がついてこれるか心配で論の展開をくどくしてしまっているような部分がある。これはウェブで書いていたという出自がそうさせるのかもしれない。不特定多数に対しての文体。本にして売った時点で「田口ランディを買うタイプの人しか読まなくなる」ので、そこまで気遣わなくてもいいなぁとちょっと思った。

内容的には面白かった。特にノリコという友達には瞠目。彼女の「人をなぜ殺してはいけないか」に対する答えの中の「感情は思考より劣ると信じ込んでいるのはナ〜ゼ?」は名文句だ。他にはロックに対する考察、無内容に対する考察など、刺激になる部分が多々あった。

2002年06月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:エッセイ

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