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「うつろな男」

amazon大傑作「ハイペリオン」シリーズに続くダン・シモンズの新作。
脅威の書き手ゆえ期待満々で迎え撃ったが、裏切られなかった。
まぁさすがに「ハイペリオン」の雄大な構築には全然及ばないまでも、迫真のリアリティで読者を引っ張るのは見事。このリアリティさは何かに似ているな、と考えたらあれ、H.F.セイントの「透明人間告白」に似ている。あっちが透明人間のリアリティならこっちはテレパスのリアリティ。どっちも素晴らしい想像力と表現力だ。
1人のテレパス(テレパシスト)の苦難の物語なのだが「ハイペリオン」を思わせるようなラストで救われる。ただこのラストへ持っていくための理屈が少々わかりにくいのが難といえば難。
1997年02月01日(土) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:SF
@satonao310