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「奇跡の人」

amazon不思議な小説である。「ストーリーテリングの真保」にしては大人しいなぁ、なんか偽善的だなぁと読み進む。
でも大丈夫。ラストの方でいろいろひっくり返して著者の真骨頂を示してくれるから。なんだか「野性の証明」を思い出させる展開。「野性の証明」の一人称版か。
ただ帯にこう書かれてはたまらない。「圧倒的な人間愛にあふれた生命の鼓動」だって。おい!ちょっと違うだろう。皆さん、違うんです。そういうお涙物ではありませんよ。ちなみに著者は長年不得意だった「女性描写」をやっと掴んだらしく今回はとても自然に描けている。次作も楽しみ。
1997年10月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:ミステリー
@satonao310