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LV3「蛇を踏む」

川上弘美著/文藝春秋/1000円

蛇を踏む
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「小説における異化」のお手本のような作品。
去年の芥川賞をもらっているが、さもありなん、審査員はこういうの好きだろうなぁと思わせる。完成度も高い。

女性の深層心理をしっかり異化して構成していく表題作はうまく手法がはまっていて素晴しい。
読んだとたん読者の心のなかにも蛇が住み込んでしまう。が並録の作品はハテナ。もともと実験的な匂いのする作家であるが、こちらは実験がすぎたような印象。こういう人が肩の力が抜けると実に面白いのを書くのだろうなぁ。

1997年05月01日(木) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:小説(日本)

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