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LV5「毒猿 新宿鮫2」

大沢在昌著/光文社文庫/667円

毒猿―新宿鮫〈2〉
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前作「新宿鮫」をちょっと残念と評したら、「いや、新宿鮫は第二作の毒猿の方が面白いんだよ」と先輩が教えてくれ、それならと読んだ本。なるほどこれは傑作である。前作ではぎこちなかった登場人物達がいきなり生き生きと動き始める。ストーリーも秀逸。息もつかせない。

完璧なる殺し屋「毒猿」vs 新宿鮫。この構図に中国出身の女性や台湾から来た強烈なキャラクターの刑事が絡むストーリーはキャラの立ち具合からアクションの濃さ具合、映画的なカメラワークまでとてもよく出来ている。台湾の刑事との心理的絡みが意外と少ないのと、あまりにアクション映画的すぎるラストと、そして毒猿の唯一の死角が○○であることあたりがちょっと弱い気がするが、全体のテンポを考えるとたいしたアラではない。
98年初版の本であるが、まるで古くない。なかなか感動的。続編も読んでみよう。

2001年12月01日(土) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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