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LV5「トリツカレ男」

いしいしんじ著/ビリケン出版/1300円

トリツカレ男
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以前、町田康とこの著者の共著「人生を救え!」を読んだのだが、いしいしんじについてはまるで知らなかったし、彼が書いた部分は面白く感じなかったと書いた。ら、著者の兄の友達という方から「トリツカレ男」は面白いらしいですというメールが来た。んでもってbk1に注文して買ったのである。結果的には買って良かった。ええ、面白かったです。

なんか原田宗典の名作「スメル男」を思い出させる題名で、似たような展開を想像していたのだがずいぶん違った。
なんというか童話的であった。ジュゼッペとしゃべるハツカネズミとペチカという女の子が主な登場人物だったりするのだ。いろんなものにどうしようもなくとりつかれてしまう男ジュゼッペ。一度とりつかれたら世界記録が出るくらいそればかりやり続ける。そんな彼がはじめて女の子にとりつかれた(つまり、恋)。彼女にとりつかれたジュゼッペは、どうするか。え?ストーカー? いやいや、そんなありがちなことではない。本当にヒトにとりつかれる(恋する)とはどういうことか。それが後半のストーリーである。

あっという間に読める童話的小説だが、設定も結末もなかなかよく、気に入った。ちょいと温かい気持ちになりたい夜にオススメ。

2002年05月01日(水) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ファンタジー

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