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「きんぴか」

amazon著者の初期の傑作。
浅田次郎のすべてがあると言ってもいい。まだ明日をも知らぬ作家であった彼は惜しげもなく様々なネタをこの中にぶち込んでいる。ここから上手に抽出すれば長編が5篇は出来るのでは、というくらいな物だ。
かつては光文社ノベルズ3巻で出ていたらしい。
そう、内容的にはまさにノベルズがお似合いなのだ。ハードカバーになってもその下世話な魅力は少しも衰えず(まぁ内容は一緒なんだから当たり前だけど)一気に読ませる。主人公達は超魅力的。この物語が終わって、彼らと別れるのが非常に辛くなるほどであった。
展開は荒唐無稽ながらも読者を惹きつけて離さない。著者は「センセイ」にならずにこういうエンターテイメントをもっと量産して欲しいと思うのである。
1997年10月01日(水) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310