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「天切り松闇がたり」

amazon不覚にも泣かされてしまった。全く名人技。「蒼穹の昴」のスケール感はないにしても語り口はあれを上回るほどうまい。
全編「どさ回りの講談風」人情劇なのだが、鼻に付くどころかもっと読みたい読ませてくれろ、とすがりたくなる浪花節。
日本人の奥底をつつくのが上手だなぁ、この著者。
「このもっていき方イヤだな、お洒落じゃないな、臭すぎるな、え、ヤダよ、誰が感動するもんか、見え見えじゃないか、うわ、うわ〜、ぐじゅぐじゅぐじゅ……」と、必死に抵抗するも空しく撃沈されてしまう。参ったな。とっても参った。さてお次は「プリズンホテル」シリーズを読もう。
1997年04月01日(火) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:小説(日本)
@satonao310