「老人力」
赤瀬川原平著/筑摩書房/1500円

amazonこの造語をはじめて聞いたのはいつだったかな。「新解さんの謎」を読んだ頃だったか。「老人力」。こんなにいい造語はなかなかない。この本はこの造語から派生する諸問題に赤瀬川節でそれこそ「老人力で」踏み込んだ好エッセイである。
いつも全体にのほほんとしすぎて物足りないところのある彼のエッセイだが、この本に関してはそうでもない。老人力から人生観、世界観などに論を広げているところなど見事。現代の文明批評にもなっている。こういう新しい視点、好きだなぁ。
1998年10月01日(木) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ