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赤瀬川原平
「老人力」

amazonこの造語をはじめて聞いたのはいつだったかな。「新解さんの謎」を読んだ頃だったか。「老人力」。こんなにいい造語はなかなかない。この本はこの造語から派生する諸問題に赤瀬川節でそれこそ「老人力で」踏み込んだ好エッセイである。
いつも全体にのほほんとしすぎて物足りないところのある彼のエッセイだが、この本に関してはそうでもない。老人力から人生観、世界観などに論を広げているところなど見事。現代の文明批評にもなっている。こういう新しい視点、好きだなぁ。
1998年10月01日(木) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
「新解さんの謎」

amazonボクも長い間「新解さん」とつきあっていたにも関わらず「新解さん」がそんな人とはつゆ知らなかった…。
「新解さん」とは攻めの辞書「三省堂新明解国語辞典」のこと。もしくはそこに「明解に」存在するひとつの人格のこと。
それを愛を持って分析したこの本はなにしろ面白い。抱腹絶倒といってもいい。辞書を一緒に読んでいくだけでここまで面白く出来るとは。赤瀬川文豪久々のスマッシュヒットである。もちろん「新解さん」自身が面白すぎるからなんだけど。
ただこの本の後半は全く別主題のエッセイになっており、そちらは申し訳ないけどつまらない。でも前半だけで三ツ星クラス。ちなみに我が家の「新解さん」は第3版だった。
1996年08月01日(木) 12:00:00・リンク用URL




