無事に年を越せるシアワセ

2014年12月31日(水) 17:43:13

今年ほど「あぁ、無事に年を越せる」と安堵した年はない。
普通に年を越せる幸せを心から感じるし、そのことに深く感謝している。主な理由は昨日書いたようなことなんだけど、それにしてもよく年が越せたなぁと思う。まだまだ厳しい状況ではあるものの、先が見えてきた。夏や秋のころの状況を思うと奇跡的ですらあると思う。

この「無事に年を越せる」という言葉、わりと何気なく使う言葉だが、実はわりとシビアな言葉でもある。

昔(江戸時代)は多くがツケ払いであり、毎月月末にまとめて支払う習慣があったらしいのだけど、お金がないと支払いを待ってもらえた。だが、毎月の支払いは未払いで待ってもらえても、大晦日には必ず一年分の支払いを終えないといけない、という慣習があったらしい。つまり、本来、たまった借金の支払いをしなければ年を越せない、という意味で使うわけだ。

いやぁ、まさに今年はそんな感じだった。
個人的な未払いではないけれど、団体が抱えた大きな未払いが生活に深い影を落とし追い詰められた。きつかった。。。

でも、おかげで、こんなことでもなければきっとわからないままだった「シアワセとはなにか」という本質的なことも実感できた。普通に生きることの素晴らしさも感じたし、世の中で普通に生きている人がどれだけすごいか、そんなことも感じられた半年間だった。それはありがたかったなぁ、と思う。

そんな2014年。

大きかった出来事は、5月の松村先生の死と、6月からの愛犬トイくんの瀕死(その後よくなり今は元気です)、そして7月から始まった「助けあいジャパン」の大苦境。この3つ。忘れられないことばかり。

明るい出来事としては、12月に松村先生そして仲間たちと数年にわたって暖めてきた「ライフチェスト」をローンチできたこと。そして今日、年を越せることかな。

あまり感謝の安売りはしたくないのだけど。
年の最後にもう一度だけ感謝を繰り返したい相手は、まず、大きく支えてくれた家族。妻と娘。そして日々を支えてくれている社員の伊藤美希子。身内のありがたさを今年ほど感じた年はない。

そして、身を投げ出して助けてくれた斉藤徹くん。そして中山敦さん。腐れ縁的盟友の石川淳哉。助けあいジャパンを救うために一緒に色濃く走り回った仲間たち。板谷さん、伊藤くん、白井さん、新海さん、千葉さん、新沼くん、野田くん、野村くん、長谷川くん(五十音順)。そして献身的に支えてくださった荻原先生。

他にもたくさんいるのだけど、年の最後にもう一度だけ感謝を伝えたい。
本当にありがとうございました。

ということで、毎年恒例、今年亡くなった方々を記しておこう。
1月頭から、ボクの人生となにかしらの交差があった方々を書き出してみる。こうして見ると、今年もホントいろんな方がなくなっているし、ボクはいろんな人の影響を少しずつ受けて生きているんだなぁということがわかる。特にショックなのは、森本哲郎、アバド、安西水丸、ロビン・ウィリアムズ、高倉健、そして松村先生かな。

やしきたかじん、海原しおり、森本哲郎、マドリン・ギンズ、淡路恵子、小野田寛郎、岩見隆夫、船井幸雄、クラウディオ・アバド、小林カツ代、ピート・シーガー、坂東眞砂子、マクシミリアン・シェル、シャーリー・テンプル、山本兼一、山本文郎、まど・みちお、アラン・レネ、大西巨人、宇津井健、安西マリア、藤巻幸夫、安西水丸、山本俊彦、蟹江敬三、ミッキー・ルーニー、周富徳、佐野実、ガブリエル・ガルシア=マルケス、勝見洋一、渡辺淳一、レツゴーじゅん、松村光芳、鈴木則文、林隆三、ホレス・シルヴァー、深町幸男、斎藤晴彦、春一番、ロリン・マゼール、深田祐介、ジェームズ・ガーナー、土建屋よしゆき、イベット・ジロー、マンガ太郎、ロビン・ウィリアムズ、ローレン・バコール、リチャード・アッテンボロー、米倉斉加年、北島秀一、山口洋子、山口淑子(李香蘭)、ジョー・サンプル、井原高忠、土井たか子、ヨーガン・レール、宮沢光子、クリストファー・ホグウッド、香川伸行、ティム・ハウザー、中川安奈、奥大介、赤瀬川原平、大内順子、桂小金治、種村直樹、徳大寺有恒、高倉健、香原志勢、納谷六朗、羽仁未央、マイク・ニコルズ、ジョニー大倉、中島啓江、菅原文太、品田雄吉、生方恵一、岩崎俊一、ジョー・コッカー。

ということで。
みなさま、今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事