病院長が死に直面して考えた生と死について、本を書きます
2012年9月21日(金) 9:22:28
この秋冬、3冊の本に取り組みます。
「3冊書く」とハッキリ書かず、「取り組みます」と逃げてるところに、「書ききれないのではあるまいか…」という自信のなさが透けて見えますね(笑)
ええ、自信ありません(力強く)
仕事でいっぱいいっぱいです。その上で3冊。かなり無理くさい。
でも、多忙を言い訳にはできないですね。
この前、澤本嘉光さん(いまCM界で一番忙しいひとり)とご飯したんだけど(恵比寿「くろいわ」)、彼もあの地獄の忙しさの中で一冊、分厚い小説を書き上げたりしている(「おとうさんは同級生」)。
そういえば、高崎卓馬くんも書き上げていたし(「はるかかけら」)、はあちゅうも書き上げていた(「自分の強みをつくる」
)。
というか、ボク自身、月間200時間くらい残業していたころが一番執筆していたです。だから忙しさの問題ではないですね。モチベーションの問題(あとは体力?)。年末くらいには弱音を吐いている可能性もありますが、できるところまでやってみようと思っています。
ちなみに食べ物の本でも旅の本でも本業(広告コミュニケーション)の本でもありません。一冊はソーシャルメディア時代のプレゼンテーション術の本。もう一冊はモチベーションアップの本。ボクにしては珍しいジャンルへのチャレンジです。
そしてもう一冊は・・・松村先生をインタビューして、「生と死の対話」についての本に取り組みます。
松村光芳先生(まーくさん)は、このさなメモを読んでくださっている方にはわりとお馴染みの方だと思います。こことかここで書いた通り、この4月に脳腫瘍が発見され、緊急手術しました。
で、奇跡と言ってもいいくらい手術がうまく行き、いまは(入院中とはいえ)普通に読み書きしゃべりが出来ています。外出も普通にしていて、まぁ誰が見ても「健常」な状態。
が、彼は奥沢病院の病院長。長いキャリアを持った医師です。
ご自分の病状や今後のことをサイエンスとして冷静かつ客観的に見ていて、「このタイプの脳腫瘍は治らない。早くて半年、長くても…」、と、死期を悟っています。
その彼が手術前と後、「死に直面していろいろとわかったことがある。それを友人、知人、そして世の中の人たちに伝えたい」としきりに言っていて、それを身近で何度も聞いていたボクが、それを本にして伝える役を(力不足だとは思うけど)買って出た、という流れ。
つまり、彼の「伝えたいこと=死に直面して考えた生と死の真実」をボクがインタビュアーとしていろいろ聞き出し、まとめていく、という一冊です。
最初は「モリー先生との火曜日」みたいに、死について、生について、ボクが教えてもらっていく、という体裁かなぁと考えていたのだけど、いざインタビューを始めてみると、お互いに死生観を持ち寄って話し合い、より考えを深めていく、という対話の場になったですね。
彼の生と死の話をインタビューしていく中で、ボクも自分の考えをぶつけて質問し、それが刺激になって彼の考えが深まり、それに刺激を受けてまたボクの質問も深くなっていく、みたいな過程。
そんな「対話セッション」を、8月中旬からもう10回くらい、全部で20時間くらいやっています。
今後もまだまだ、数十時間話をして、いろいろ聞き出し、対話して行きたいと思っています。
闘病記でも、ガン治療記でもなく、あるひとりの病院長が死に直面して考えた生や死や愛やつながりについての本。
マガジンハウスから発売予定ですが、書き手のボクも責任重大なので、ゆっくり心を落ち着けて執筆に入ろうと思っています。断酒して、仕事を絞って、この秋冬は深く取り組みます。
また、書いていく過程はいろいろご報告していきます。
お楽しみに。
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ちなみに、本日、松村先生の講演会があります。
以下に彼が書いた講演概要をコピペします。
当日券もありますので、ご興味ある方は是非お出で下さい。
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55歳、医師、ミュージシャン、ブロガー...
marc の講演会です。
生来健康で超元気。毎日を全速力で走っていた(はず)だった僕は、ある日突然脳腫瘍(神経膠芽腫)と診断され、自分の死と直面することになりました。
近い将来の不可避な運命として、自分の死が迫ってきているとしたら、あなたはどうしますか? どんなことを考え、何をするでしょう?
僕が今何を感じ、どんなことを考えているかを、できる限り自分の言葉で皆さんに伝えことが出来れば、と考えています。
場 所:めぐろパーシモンホール
東京都目黒区八雲1-1-1(最寄りの駅は都立大学駅)
日 時:2012年9月21日(金)19:00〜(開場18:30)
参加費:1000円(予定)
