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ポツポツでもいいから被災地のことを忘れずに来続けてくれる人が本当にありがたかった

2012年9月11日(火) 8:47:37

今日は東日本大震災から1年半の日であり、NY同時多発テロから11年目の日でもある。そして我が愛犬トイの10歳の誕生日でもあったりする(おめでとう、トイくん。→ 生まれた頃の写真

あの日から1年半。

ボクは阪神大震災の被災者なんだけど、被災から数年の頃の記憶を掘り返すと、「震災当時から比べると来てくれる人がどんどん減っていったのがとにかく淋しかった」という実感をリアルに思い出す。

逆に言うと、「ポツポツでもいいから被災地のことを忘れずに来続けてくれる人が本当にありがたかった」。

数ヶ月に一回でもいい。半年に一回でもいい。
笑顔で再訪してくれる人がなんと頼もしくも美しく見えたことか。

ボクもそうありたい。「忘れてないよ」「ボクなりに関わり続けるよ」と行動で示したい。

そういう決心を思い出し、反芻し、想いを新たにする日。
それがこういう「区切りの日」だったりする。


実は意識してこの3ヶ月くらい、震災関係のことから少し離れていた。
相変わらず助けあいジャパンの会議にはほぼ毎週出ているし、福島に行ったり仙台に行ったりもしているが、ちょっとだけこの夏は自分の中で(いままでよりは)距離を置いてみた。

理由は、ちょっと情けないことではあるが、支援に1年半関わり続けてきたことで、少しココロとカラダに影響が出てきていると自覚することがあったから。

もっと濃く関わっている方、そして被災地の方々を前にすると、申し訳なくてそんなこと言えないのだけど、でも、少し自暴自棄的症状(自傷行為に近い症状)が出ていて、このままズルズルと底まで落ちていきそうな感覚があったですね(ちょっと前にも同じようなことを書いたっけ)

本能的に「危ない」と感じ、少し距離を置いた。

でも、ここ2週間くらい、ココロとカラダを立て直すことに積極的に取り組み始めた結果、少し前向きになれてきた気がする。

まず自分を元気に。その次に被災地を元気に。

マイペース&長距離走で、これからもゆっくり関わり続けたいと思うですね。何年も。何十年も。

そんなことを思う9月11日の朝です。今日も上機嫌でまいりましょう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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