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WEBプランナーがコミュニケーション・デザインの真ん中で機能しないといけない時代

2012年9月10日(月) 10:50:35

土曜日は大阪日帰り出張だった。

宣伝会議の大阪教室で「WEB&広告プランニング講座」の第一回目。

昼前の新幹線に乗り、堂島近くの会場に着いたのだけど、担当者から「今回の講師陣はこうなります」とシートを見せられ、思わずのけぞった。

こりゃオレ教えることないやん!

渡辺英輝氏、木村健太郎氏、佐藤カズー氏、江成修氏、岸勇希くん×2、嶋浩一郎氏、伊藤直樹氏、三寺雅人氏。

この順番で2ヶ月にわたって講義が行われるという。
この一回目をボクがやるのだが、「よっしゃ、ソーシャルメディアを当然のように使いこなした上でのコミュニケーション・デザインを語ったろ!」という意気込みはその時点で霧散したw

だって、こんな豪華なメンバー揃っていたら特につけくわえて教えることはなにもないやん。
特に後半、岸くんの二連発に嶋さん、伊藤さんのダメ押し。あり得ないなぁ。。。大阪によくこれだけのメンバー呼ぶなぁ。

仕方がないから路線をちょっとだけ変更。
講義が始まるまでの15分を利用して急いでスライドを既存のものと組み合わせ、「全体概観」に講義の狙いを切り替えた。

ただ、伝えたいことの基本は変わらない。

この時代、もうWEBプランニングはマスメディアの補完ではなく、もうキャンペーン・プランニングの中心なのだ、ということ。WEBプランナーがコミュニケーション・デザインの真ん中で機能しないともう何も出来ない時代にとっくになっている。

それはつまり、WEBプランナーが、動画も(YouTube用だけではなくCMも)、サイネージも(デジタルだけでなくアナログも)、イベントも、紙メディアも、デジタル連動的発想にて企画して、生活者の気持ちを動かさないといけないということを意味する。

なのに、意外とWEBのプランナー(デジタル系プランナー)たちに「コミュニケーション・デザインの真ん中に立たないといけない」という意識は薄い。まだまだサブ的なところに安住している。まぁ組織上もしくは体制上で「やりたくてもできない」ようになっていることも多いんだけど。

でもね、もうCD(クリエイティブ・ディレクター)とTD(テクニカル・ディレクター)がキャンペーンの成否を握る時代である。デジタル系のプランナーは、そろそろ意識を改めた方がいいと思うなぁ。

ということで、以上の視点を正面に押し出しつつ、コミュニケーション・デザインの基礎の基礎(なんでそういう発想が必要なのか、ということ)と、ソーシャルメディア時代の企画発想のやり方のふたつをお伝えしてみた。

少しでも伝わったならシアワセです。

写真は、その講座が開かれたビルである。
そう、高速道路がビルの土手っ腹に呑み込まれている。

大阪勤務時代に見ていたビルだが、入るのは初めて。6階7階に高速道路が突っ込んでいて、階数案内にも6階7階は「阪神高速道路」と書いてあるw ボクが教えたのは8階。真下に高速が走ってるって、なんだか不思議な気分だった。

くわしくはこのサイトとかに書いてあるけど、「1980年代半ば、ビル新築計画が浮上した際、ここに高速の梅田出口を作る計画と衝突。数年に及ぶ交渉の末、今の形に落ち着いた。」とのこと。へー。

ツイッターで「高速道路公団はこのビルに家賃を払っている」って教えてもらったけどホント?w まぁでも2階分払っているのかもね。

どういう順番で建てたのか、知ってる方いらしたら教えてください。
先に高速ありきなのか、ビルを7階まで作っておいて高速通して、8階以上を足したのか・・・どうなんでしょうねw ちょっと知りたい。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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