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女性のイキオイを目の当たりにする「国際女性ビジネス会議」

2012年7月31日(火) 8:36:34

数日、更新が途絶えてしまった。夏バテに近い。いやー50代って初体験だけど(当たり前)、なかなかつらいもんだね50代!

ええとですね、土日は両日とも楽しかったな。
まずは土曜日。「国際女性ビジネス会議」

「女性」と銘打ってあるから「男にゃ関係ないや」と思っちゃう人もいるかもしれない。
まぁたしかに「女性」はテーマのひとつではあるんだけど、そして男性参加者は全体の1割にも満たないのだけど、でも、内容は多岐にわたり、目指す高みは男女共通のもの。とても素晴らしいイベントなのである。

佐々木かをりさんのイーウーマンが主催していて、もう17年も続いている。
17年前は女性の社会進出推進の意識が強かったのだろうな。まだそういう時代だし。しかも風当たりも強かったらしい(男性社会から一種のウーマンリブ的に捉えられたのだろう)。

そのころに比べればもうかなり男女差はなくなった気がするが、それも男性から見たら、の話。女性から見たらまだまだなのだと思うし、目に見えない男尊女卑もまだまだまかり通っていると思う。そういう意味で、年に一回くらい、こうして女性中心に集まって問題意識を高めるのはありなのかもしれない。

あと、登壇者がみんなビックリして帰るのも副次的効用なのだろうと思う。
なんというか「女性たちのモチベーションと意識の高さを再確認して腰抜かす」のである。

ボクも一昨年昨年と登壇し、それを目の当たりにした。

まず、聴衆のネットワーク力がすごい。
今年の参加者は700名くらいなのだけど、ほとんどの人がひとりで来ていて、休憩時間にでもなると名刺交換の嵐になる。とにかく物怖じせず、近くの人から離れた人まで自己紹介して歩いて、たくさん話をしている。

女性というのはすぐ友達になるところがあって、男性にはとてもマネができない。
男性はなんか「構える」のだよね。お互いの距離を測り合ったり、人見知りをしたり。

だって、セミナーとか講演とか行って、まわりの人に挨拶したり話しかけたりしますか?(いや、しない)

その辺、女性が9割集まると(まぁネットワークはこのイベントの趣旨であるとはいえ)、ものすごい熱量で「同じようなモチベーションの人たちとつながろう」とする。その辺がまずスゴイ。

そして、質疑応答の時間に「即座にたくさんの手が上がる」のもビックリする。

講演をよくするからわかるのだけど、質疑応答の時間に司会者とかが「どなたか質問はありますか?」と会場に問いかけても、みんなもじもじして質問が出ないことがたいていだ(特に地方の講演だと質問が出る方が珍しい)。

でも、この会議は別世界。
我先に、という言葉そのまま。バババと手が挙がる。このイベントで講演する人はみんなそこをビックリする。そして質問がちゃんと的を射ている。まぁ安易に一般化はできないけど、この辺も男性と女性とでは違うと思うなぁ。組織の上下関係で目立たず無難なポジションを生きようとしている人が多い(?)男性には、「変な質問したくない」「恥かきたくない」「聞きたいことはあるけど無難に…」みたいな気持ちが先に立つのかもしれない。

今回は特に大学生の発言も目立った(一日4万円のセミナーに来るモチベーションもすごい)。

まわりは社会人ばかり。壇上には例えばMITの石井裕先生や佐々木かをりさんがいる。
そこで物怖じせず、自分の意見を言い、質問をする。すごいなぁ。日本も捨てたもんではない。

あと、夏野剛さんと石倉洋子先生の対談のとき、夏野さんが「世界を変えたい、世界に影響を与えたいと思っている人ー?」と挙手を求めたんだけど、女性たちからすかさずいくつも手が上がっていたのもすごかったな。


とまぁ、こんな感じの聴衆を目の当たりにすると、多少マッチョ(男性優位主義的)なスピーカーでも、「女性に対する見方」を変える。
そういう副次的な効果もこの会議にはあるなぁと思う。


こんな磁場に朝10時から夜20時までいたわけです。
パワーをもらわない方がアホだ。

スピーカーもパワフルな人ばかり。
MIT石井裕さん、宇宙飛行士野口聡一さん、古川享さん、細野豪志さん、古川元久さん、野田聖子さん、夏野剛さん、小林りんさん、石倉洋子さん、馬越恵美子さん。。。。(スピーカー一覧はこちら

特に印象的だったのは、石井さんの講演(分科会もすべて石井先生が出ているのを追いかけてみた)。
その中でも、石井さんと古川さんの「超早口&話題飛びまくり漫談」が(いい意味で)ヘンテコで面白かった。無駄話も多かったけど、後半の質疑応答からの充実がすばらしかった。

他には、野口さんはもちろんだけど、夏野さんと石倉さんの対談も良かったし、小林りんさんのスピーチも素晴らしかった。あと野田聖子さんも。あ、馬越さんの英語落語も忘れてはいけない素晴らしいもの。

最後のパーティで飛び入り参加した林文子横浜市長のスピーチも感動的だったなぁ・・・

って、小学生の感想みたいだけど、それぞれの内容をいま自分の中で噛みしめてます。

こうして土曜日は実に刺激的だった。
んでもって日曜がまた素晴らしかった。それはまた次回に。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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