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刺激と共有の12時間。TEDxTokyo 2012に参加してきた!

2012年7月 1日(日) 19:17:53

ちなみに「TEDかけるTokyo」かと思い込んでいたら、「TEDx(テデックス)Tokyo」だったですよ!
TEDにxをつける意味は「x=independently organized TED event」だということです。

というわけで、昨日「TEDxTokyo」に参加してきた(@渋谷ヒカリエ・ホール)。

TED自体は最近NHKで「スーパープレゼンテーション」という番組になったので知っている方も多いかもしれない。

テクノロジー(Technology)、エンターテイメント(Entertainment)、デザイン(Design)の頭文字をとってTED。

数年前からネット上でよく見ていて、感動的なスピーチにも数多く触れさせてもらった(日本語字幕がついているものも多いし、「【すごいプレゼン】TEDを初めて見る人におすすめの10本」と名スピーチがまとめられてもいる)。

これの東京開催版である。
もう4回目。観客(今回は400名)も完全招待制ということで、ラッキーにも招待を受け、観客席に紛れ込むことができた。

観客席がまたすごいの。
外国人が4割くらいいたのはまぁいいとして、ピンで講演会を張れる人がズラリと座っている。
MITの石井裕先生やら田坂広志先生やら石倉洋子先生を始め、茂木健一郎やら古田敦也やら為末大やら孫泰蔵やら近藤淳也やら石黒不二代やら藤沢久美やら徳力基彦やら、やらやらやら(敬称略)、もう名前を挙げきらない人々が普通に客席に並んでいるのである。

これ、講演する人、プレッシャーだろうなぁw

ただでさえもプレッシャーなのだ。
NHKがスーパープレゼンテーションと名前をつけるだけあり、本家TEDは本当に名プレゼンの嵐なのである。

今回、そのプレッシャーをものともせず、プレゼンに臨んだ方は計34名(そのうち8組はパフォーマンス)。

そう、めっちゃ多い。
でも一人の持ち時間が平均12分で、短いプレゼンが分野に関係なくテンポ良く進む。コンセプトが「ideas worth spreading」(みんなに広めるべきアイデア)なので、内容も刺激に満ちている。頭がぐるぐる攪拌される感じ。その刺激的なことと言ったら!

プレゼンテイターのリストはこちら
いやー、世界には(日本には)まだ知らぬすごい人たちが山ほどいるんだなーと舌を巻いた。二木あいとか稲見昌彦とか斉藤実とか家森幸男とか宮崎良文とか大木洵人とか、とかとかとか、こんなにすごい業績&先端なのに全然知らない! いかに自分が狭い世界で生きているかということが身に染みて分かったよ。これだけでも行った価値があった。ありがとうTEDxTokyo!

そして本当にいいプレゼンの嵐だった。
YouTubeで大半がまとめられているので、ぜひ見てみてください。

とはいえ、どれから見ていいかわからないと思うので、ボクが気に入ったものにあえていくつかリンクしておくと(本当にごく一部)、まずは河瀬直美監督の静かなプレゼン。不覚にも泣いた(本当に最近よく泣く)。本当に良かったのでここにYouTubeを載せておく。

それから、小室淑恵さんのもコンパクトかつクレバーにまとまっていて良かったな。プレゼンのお手本のようなスピーチ。
二木あいさん(なぜかYouTubeに上がってないけど)、稲見昌彦さん家森幸男さん川村真司さん柴崎亮介さんも会場を掴んでいた。英語のプレゼンがうまい日本人が多くてビックリだ。
外国人もみんなよかったけど、日本を元気づけてくれたイェスパー・コールさんなんか良かったんだけど、なぜかYouTubeに載ってない。残念。

あと、パフォーマンスとして、うわーと思ったのが、白A。そしてオープンリールアンサンブル。特に白Aは強烈なスタンディングオベーションが起こった。これ、生でやったんだよ。すごいよなぁ!


朝8時すぎに入場で、9時からセッション開始。そこからなんと18時30分までの長丁場だったけど、まったく退屈せず、休憩の合間もいろんな方とお話をして楽しく過ごした。

でね、19時から21時のパーティがまた凄かったのである。

なんと、まさかの神社貸切!

会場である渋谷ヒカリエから歩いて5分ほどの金王八幡宮。いままでパーティとか二次会はそれなりに参加してきたが、神社の境内貸切って初めてだ。よっぽど交渉プレゼンがうまかったに違いない(TEDだけにw)

多国籍な屋台が並び、能舞台ではオープンリールアンサンブルのテクノライブが行われている。
ビールやら日本酒やらカクテルやらの屋台もあり、なんとも素晴らしい演出だった。

この本番からパーティまでの12時間の運営、そしてこれだけの大イベントの準備や後片付けもすべてボランティアチームによって運営されているのもスゴイ!(ボランティアチームの方々、お疲れ様!)

そして観客はすべてタダなのである。
本番もパーティも朝昼晩の食事もカフェや飲み物も!(協賛企業の方々のおかげですが)

いやいや、素晴らしい。
こういう共有と参加の動きが世界を確実に変えていく。

そしてボールは観客であるボクたちに手渡された。
この刺激と共有を今日からボクはどう活かし、どう動いていくか。それが問われているんだな。

きちんとお返しできるようにします。ありがとう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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