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魯肉飯な一日(台湾3日目)

2012年5月15日(火) 16:41:05

いやー台湾暑いw
昨日は現地の台湾人も「今日は異常だ」とボヤいていたくらい完全な真夏(天気予報によると昨日のみの暑さだったらしい)。午前中の時点で32℃まで上がり、湿度も高い。まだ暑さに馴れないカラダは悲鳴を上げ、滝のような汗がダラダラと流れる状態。あちー。

そんな暑さのせいで食欲もすこーし衰えた我々一行だが、そうはいっても4食は食べた。

朝ご飯でまず2軒。
1軒目はホテル(台北商旅大安店)近くの「高雄 五福 扁食専門店」。
ジャッキー・チェンや李登輝も通うらしい穴場店で、台湾で人気の酒井法子の写真も飾ってあった。扁食湯(ワンタン)が名物らしい。朝一の客となり、鮮蝦扁食湯と香辣紅油扁食と魯肉飯(ルーローファン)を注文。

ワンタンは名物だけあってさすがにうまい。
これは台湾全体に言えることだけど、塩気がものすごく薄い。このワンタンスープもそうで、もう極限まで薄味。物足りない人もいるかもだけど(特に若者)、50歳のボクには味的にも健康的にもちょうどいい。紅油扁食の方は辛いので塩気の少なさも気にならないかも。

ただ、この店の魯肉飯がさらりと上品すぎたので、魯肉飯を食べにハシゴした。
2軒目は前にも行ったことがある「金峰魯肉飯」。早朝から開いている店としてはいいんじゃないかな。ここの魯肉飯はきちんと「ぬっとり」しており、口にかっ込む快感がある(写真)。

この店、スープもとてもうまひ。アサリのスープ(蛤蜊雞)と骨付きあばらのスープ(排骨酥)をとったがものすごくうまひ。滋味溢れる。しかも激安(150円くらい)。やっぱ台湾はスープの国。お腹がひたすらちゃぽちゃぽになるけど、それでもやっぱりスープを食べにまた来たい。

昼からは仕事であった。
ミーティング先が歩いて行ける場所なので腹ごなしに歩こうとみんなで歩き出したが、台湾の暑さをなめていた! 20分ほどで疲弊しまくる御一行。その後のミーティングもタクシーで行くには微妙に近いところなので歩いたが、それでまた疲弊しまくり。朦朧としたw いやホント、日本の春から急に真夏になったこともあり、カラダがついてこないの。

昼ご飯は「芙蓉 山西刀削麺之家」にて、蕃茄(トマト)牛肉麺と豚肉捲餅。

もちもちの刀削麺と酸っぱいトマト味のスープがマッチしてなんだかうまい。豚肉捲餅は北京ダック的な食べ物。これもクセになる味。
でも、あまりの暑さに朦朧としていたので、量も食べられず、味も塩気が足りないのが前面に出てしまってちょい残念だった。冬なんかに食べたらとても滋味溢れるいい味だっただろうなぁ。

夕方、電通国華(台湾に3つある電通のひとつ)で打ち合わせ。
ここは去年、講演に来た。ちょっと見覚えのある顔もちらりほらり。

この会社で副社長をやっている吉田さんにお世話になりっぱなし。
彼は白血病を患い、快癒した経験をもつ。その経緯を書いた著書「『二人の天使』がいのちをくれた―白血病からの生還、臍帯血移植闘病記」もいただいた。帰国してからゆっくり読もう。

で、電通国華のミーティング。
台湾のトップクリエイターたちとの意見交換。彼ら、とてもイキイキ楽しそうだった。日本のクリエイターたちより顔色がいいw なんか台湾ってクリエイティブまで「伸びしろ」がたくさんあっておもしろそうだ。仕事してみたいなぁ。

夜ご飯は吉田寿哉さんや菅波剛さんがおつきあいしてくれ、「阿正厨坊」へ。

ここは菅波さんにご紹介いただいたのだが、言うなれば「フレンチ系うまいもの屋」かな。
台湾でトリュフとか食べるとは思わなかったw フレンチベースのフルコース。アワビや台湾産の羊なんかが次々出てくる。もっと台湾っぽいものを食べに連れて行っていただくイメージだったけど、逆にギャップが面白く、これはこれで現地の方としか行けないセレクト。クラシックのBGMと布ナプキンとモダンな内装、きちんとしたサービス。下世話なものと先端なものが両立している台湾の一側面。

そう、台湾って「へたすると東京よりモダンかも」という店と、「戦後すぐ?」みたいな店が違和感なく同居している感じが面白い。文化やセンスも同じような同居具合。この辺が活気と伸びしろにつながるのだろう。ただしファッションだけはモダンさがほとんどなく、昭和初期で止まっている感じだけど。

で、この店のラストに、なんと魯肉飯が出たのである。

今日3杯目の魯肉飯w
高級店だけあって、まったりほっこりのいいお味。

日本でも最後にカレーを出す店とか増えてきたが、それに近いかもしれない。おかげで、「さらり」「ぬっとり」「まっほり」の三種類の魯肉飯を味わえた。

お世話になったみなさんと別れたあと、ホテルで松尾たいこさん、大西智恵さんと1時間だけ飲み、終了。土日月と滞在した台湾ともこれでお別れ。翌朝(今日)早くのヒコーキで東京に帰る。

あっという間だったけど、さすがに胃腸も疲れてきていたのでちょうど良かったかも。
娘の受験が終わったら家族でまた来たいな。その際は、吉田さん、菅波さん、そして三井さん、またよろしくお願いします!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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