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もっと日本に自信と誇りを持ってもいいのではないかな

2012年5月 7日(月) 14:10:59

先週、フェイスブックで共有した話題になるけど、米Adobe Systemsによる「クリエイティビティ」に関する調査で「最もクリエイティブな国」は日本、「最もクリエイティブな都市」は東京という結果が出た。

調査は今年3月から4月にかけて、米国、英国、ドイツ、フランス、日本の18歳以上の成人5000人を対象にオンラインで実施したもの。オンラインかつ若手が多いので、アニメやポップカルチャーが特に認められたのだとは思うが、この結果を見て驚いた日本人も多いのではないだろうか。

だって、あの「自分の国大好きな個人主義国フランス」ですら、世界で最もクリエイティブな国を日本といい、最もクリエイティブな都市を(パリではなく)東京と言っているのである。

テクノロジーとか勤勉度とかではなく「クリエイティビティ」だよ??

つか、一応クリエイティブ・ディレクターの肩書きを持つボクもちょっとビックリした。
でも、周りをよくよく見渡せば、納得できることはとても多い。

・・・それにしても、日本人はホント自分を認めない。
自分に厳しいのは素晴らしいことだけど、ちょっと自虐的すぎる気がする。そういう国民性、ということで片づける論もあるが、戦前の日本は自虐的ではなかったと思う。それどころか自信たっぷりだったと言ってもいいくらいだろう。

だから、国民性というより、太平洋戦争で完膚無きまでに敗れ、徹底的に自信をなくし、それまでの価値観が崩壊したことが大きかったのだと思う。まだ敗戦からたった60年。自信が回復してないのも仕方がないとは思う。

でも、たった60年でここまで伸びたのはスゴイこと。

ちょっと前に2ちゃんを中心に広まった「日本ってやっぱりすごいのかな?って思っちゃうコピペ」というのがあるので、それを以下にコピペしてみたい。

外人が日本人を特別視してるってのは、自分の国の歴史少しでも知ってたら誰でも分かるだろ。
まず、資源が全くないってことはすごいこと。もう両手両足もがれたぐらいのハンデ。
しかもすごいのは、米国の3分の1の人口、わずか25分の1の領土で、その上ただでさえ極小の国土の7割が山、山、山。なーんにもない、山・・・。
だから農業で輸出して食べていくことすらできない。条件からして最貧国でもおかしくない国。
そんな国が、100年ほど前で当時世界最強クラスだった露助とか清をあっさり倒して、非白人国家で普通に白人常任倶楽部仲間入りしちゃってて、おまけに米国敵に回してガチで戦争して、世界で唯一米国本土爆撃して、英国の無敵艦隊フルボッコにして、オランダ倒して、世界で唯一原爆落とさせるほどてこずらせて。
しかも二発だよ。
二発。考えられない。
敗戦とか言ってるけど日本のせいでアジアから白人の植民地全部消されたし。
しかも信じられないのは、戦争に負けてただでさえ何にもない国がさらにインフラまで全部叩き潰されて、多額の賠償金まで背負わせて100%再起不能にしといた極貧衰弱国家で、今度こそ生意気なイエローモンキーが消えて数百年はウザイ顔見ないで済むと思ってたら、直ちに再び白人社会に経済で参戦して来くさって、参戦どころかごぼう抜きでたった2,30年であっという間に米国さえ抜いて世界第一位。
東京の土地だけで米国全土が買えるほどの呆れた価値になっちゃう程の超絶経済力で世界中( ゜Д゜)ポカーン・・・状態。
その後もずーっと二位維持。頭一本でそれ。
しかも経済の80%が内需。内需だけでそれ。
金融とかでまだ全然進出してないし車や家電、工業製品ももまだまだ進出しきってなくてそれ。
もうキチガイの域。伸びしろありすぎワロタ。戦後60年一発も打たずに侵略せずにこれ。
何気に世界最長寿国とかなってる。んで今度は漫画・アニメ・ゲーム。気がつけばハリウッドの規模とっくに超えてる。
アメリカの検索で一位になってるのが日本のアニメとか。世界中で一番人気の映像作品が日本のアニメとか。
極めつけは世界一長い国号、2000年のどの白人より長い王室ならぬ、その上の皇室保有。エンペラーに代表される歴史。
普通の神経してたらこんな国怖くて関わりたくない。

このコピペの内容に賛否両論あると思うけど、いくら自虐的な人でも「日本がダメな国ではない」ということくらいは賛成してくれるだろうと思う。

内省的で謙虚なのはいいことだ。悪いところに注目して直そうとするのも進歩につながる。厚顔で自信たっぷりで自分アピールが強すぎる欧米人よりずっといいと個人的には思っている。

でも。
そろそろ自信と誇りをもって、課題先進国として独自の道を歩み始めるべきときだと思う。

ちょっと前に書いた記事だけど、世界平和度指数で第3位という事実もある(今年は原発事故問題があるから順位下がるかもだけど)。

1位ニュージーランド、2位アイスランド。それぞれ素晴らしい国だとは思う。
でも、日本に比べると先進度合いが違いすぎる。これだけ経済が発達していて、過酷な生存競争が行われていて、人口一億越えていて、しかも国際的にも(一応)重要な位置にいながらにして「世界で3番目に平和な国」って、実質的に「世界でもっとも進んでいて、かつ、もっとも平和で安全な国である」と言い切ってもいいのだと思う(くわしくは去年のこのさなメモ参照)。

また、日本のパスポートは最強、というのもほぼ事実。
これについては一昨年のさなメモ「続・日本のパスポートは最強らしい」を見てもらうと、海外からのたくさんの言葉が読める。そう、「パスポート=国の信用」。世界中からそれだけ信用されている。

世界トップクラスに平和で、世界トップクラスに長寿で、世界トップクラスに信用されていて、世界トップクラスの成長力があって、世界トップクラスに豊かで、世界トップクラスのクリエイティビティがある国。

いや、これで誇りを持たないっておかしいでしょ。

別に国粋主義とか愛国主義を語っているわけではない。
せめて「とてもいい国に生まれたんだな」という誇りくらいは持ってもいいんじゃないかな、みたいなこと。

自分の国に誇りを持ってない人は、世界のどこに行っても尊敬されない。
他国がこんなに認めてくれているんだから、悪いところばかりを取り上げて自嘲しあうのはもうやめて、もうちょっと自信と誇りを持とう。

・・・まぁ自信を持ちすぎると舞い上がって変なことをしちゃいがちな国民でもあるのだけどw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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