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軽く情報断食してました

2012年5月 6日(日) 17:26:17

連休中、あえて情報接触を最低限にしてみた。

ソーシャルメディアにどっぷり浸かっていると、友人たちがフィルターかけて残した有益な情報が勝手にどんどん入ってくる(ソーシャル・フィルタリング)。情報洪水時代、これほど便利なことはない。

これにマスメディアや本からの情報摂取と組み合わせているのが今のボクの情報生活だ(ソーシャルメディアが主。マスメディアや本が補完)。これでほぼ足りている。

この生活だと、新聞がとても便利だ。
補完メディアとしての新聞は、コンパクトに美味しくまとまっている幕の内弁当のよう。足りない栄養素と視点を与えてくれる。ソーシャルメディアを主としているので、読んでいる新聞の偏向傾向を意識しつつ情報摂取できるのもいい。

テレビはリアルタイムの良さはあるが(ソーシャルメディアでニュースを知ってテレビをすぐつけるとか)、ニュース番組に限って言えば、リニアに情報が流れるのでかなり不便。ニュースが順番に流れるので、詳細を知りたいニュースに辿り着くまでに数分から数十分待たないといけない。完成度の高い特集などを除いてあまり有益ではない。

って、話がずれたな。

こんな生活はとても便利なのだけど、わりと情報摂取に一日の大半を費やすような結果になりがちだ。
バランスいい情報摂取に不満はないが、その情報を得て自分がどう考えるのか、という「自分だけの視点」を深くする時間が足りない。信頼する友人たちが拡散してくれる情報を受動的に受け取って、その考え方を咀嚼して脳内およびEvernoteにファイリングするだけでどこか満足してしまう。

もちろんマスメディア時代も「自分だけの視点」を持つのは簡単ではなかった。
マスメディアが拡散する情報を、マスメディアの解釈で受動的に受け取っていたので、マスメディアが誘導する方向に思考を持って行かれてしまった。いまの方がまだ様々な視点が入ってくるだけ健全と言えるだろう。

でも、それでも、情報量が天文学的に増えたこともあり、情報摂取だけで頭が飽和状態になりかけているのは確か。

定期的に受動的情報接触を断って、能動的に考えることをしないとヤバイ!
そんな危機感が最近ずっと自分の中にあったですね。

ということで、このゴールデン・ウィーク後半4連休。
情報接触を最低限にして、自分の中の暗くて深い井戸の中に降りていき、じっとしてたです。

井戸の暗さに目が馴れたころにはもう出てこないといけないのが残念だけど、ちょろちょろながらもまだ水源が健在なのは確認できた。それだけでもこの連休は収穫があったな。まだもう少しがんばれる。

ちなみに、家族にはどうも「お父さんは寝ていただけ」と思われているらしい。
まぁ物理的には横になっていたんだけどさw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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