「ライモンダ」やるもんだ!
2012年2月 8日(水) 14:17:36
でもね、1997〜1999年くらいだったか、パナソニックのCMでジャズ界の至宝ハンク・ジョーンズさんを起用した「やるもんだ!」シリーズというのをやっていて、その企画制作を担当していたので(ニューヨークのジャズクラブをロケしまくるという趣味と実益を兼ねたいい仕事だったw)、なんかハンクさんの「やるもんだ」が耳にこびりついていて、モンダ系にはすぐ「やるもんだ」が想起されるという…。
ま、それはともかく、昨晩行ったボリショイバレエ「ライモンダ」、最高だった!
今回のボリショイ来日演目は、ボリショイ最高傑作と言われる「スパルタクス」と名作定番の「白鳥の湖」と「ライモンダ」の三作で、どうしてもわりと無名な「ライモンダ」が相対的に見劣りするですね。お客さんもどうしても「スパルタクス」や「白鳥の湖」を狙って買う。そのせいか「ライモンダ」は昨晩も今晩も空席があるという哀しい事態。
でもボク自身がそうだったからなぁ。なんとなく「ライモンダ」は期待していなかった。相当レベルが高いダンサーが揃わないと実現不可能と言われる演目らしいのだけど、あまりやらない演目のせいか評判も聞こえてこないし、ほとんど期待せず観に行ったのである。
でも、これが!
なんというか「バレエの楽しいところ全部入れました!」的な演目だったのだ。
第一幕は「まるで絵のようだ」と思わせるひたすら美しい情景ダンス。背景とマッチして本当に絵みたいな美しさ。第二幕はスターダンサーたちがこれでもかと超絶技巧を繰り出すダンサー・バトルロイヤル。周りから歓声が上がっていた。第三幕は群舞の楽しさを満喫させながらプリンシパルの美しさを引き出すフィナーレ。エンディングらしいエンディング。いやなんというかお腹一杯だ。全体に異様に楽しいステージだったのである。
特に第二幕。
主演のアレクサンドロワとロブーヒン、シプーリナ、ニクーリナ、ラントラートフ、ロヂキンの6人のスターたちが並んでダンスを繰り広げる鼻血的世界。この技の繰り出し合戦は見ていてホント楽しかったな。ラストではスクヴォルツォフも絡んでくるし、第二幕は最高だった。
他にもデニス・メドヴェージェフやアンナ・レベツカヤやダリーヤ・コフロワも目立っていた、全体を通して、二日前にベタ褒めしたアレクサンドロワがまたしても素晴らしかった。とってもさりげなく超絶なダンスをする。あまりに普通にそれらを表現するので、いいときのギエムがそうであるように、「踊っていない」ように見えるくらいである。
シプーリナとニクーリナの王女友人ペアは、なんか競い合っているみたいで見ていたとても興味深かったし、ラントラートフがすごいジャンプをすると、それ以上のジャンプをロヂキンがしたりして、なんというか、ダンス大博覧会を見ているようだった。そんな見せ場がずっと続く。それが「ライモンダ」であった。
あぁ今晩も行きたい。でも今晩は仙台だ。いまこれを行きの新幹線で書いている。14時ころ東京を出て最終で帰ってくるという仙台日帰り。これがなければアラシュの「ライモンダ」も見に行くのだけどなぁ。でも仙台で大切かつ楽しい会議が待っている。
というか、今晩空席があるらしいよ。当日券でいいから時間がある人は見に行くべし!(くわしくはこちら)
※写真はジャパンアーツのブログから拝借した「ライモンダ」のアレクサンドロワ。
