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山下達郎は「自分をガラパゴス化する」と言った

2012年1月19日(木) 23:09:45

ライブでこの言葉を聞いてから、なんとなくずっと考えている。

昨晩、岩手県奥州市での山下達郎ライブにブルゴーニュ在住の澤畠樹彦シェフと一緒にはるばる行ったのだが(と、複雑な前後事情を一行でさらりと済ますw)、被災地での熱いライブで、山下達郎はこんなことを少し照れながら言った。

「もう来年、還暦になります。これからは新機軸というよりも、自分をガラパゴス化して生きていこうと思っています」 

ガラケーならぬガラミーか・・・

もちろん偏狭になるという意味ではない。
むしろ辺境化に近い。
自分の素を見つめ直し、戻る、帰る、構築し直す。ジョブズ流に言うなら「他人の人生ではなく自分の人生を生きる」。自分ならではの領域を持っていて、そこからいろいろ広げてきたからこそ。

昨晩、奥州市(水沢)の「幸寿司」で澤畠シェフと話しながらも、今晩、四の橋の「鮨心」でひとり飲みながらも、ずっと「自分のガラパゴス化」について考えていた。

それが今の自分に必要かどうかは別にして、ガラパゴス化って、洗練の過程なのだろうな。洗練を考えるためにはものごとのシンプル化が必要。自分との対話がもっともっと必要。

ここ1年、いろいろ忙しかったとはいえ、自分との対話をさぼったツケが各所に出てきている。

空をぼんやり眺めるような、無為な時間をもっと多く持つこと。
しばらくは自分にそれを課します。

※写真は東北新幹線から撮った空。「牛」と書いてある。いや、「午」か? いや「生」か?

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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