">

地球最高音質ビートルズ! 〜The Beatles USB

2011年12月26日(月) 8:43:15

2年くらい前の発売時からずっと欲しかったんですね。

でも安くないし、ビートルズはCD(リマスター前)を全部持ってるし、ちょっとだけ迷いがあった。
そのままなんとなく先延ばしにしているうちに震災が起こっていつしか忘れていたんだけど、つい最近また急に「やっぱ欲しい!」と思いだし、自分へのクリスマス・プレゼントという口実で家族に宣言し、ようやく今週買ったです。全世界3万個限定発売らしいので、いつなくなるかわからないし。

これ、ご存じの方も多いと思うけど、ビートルズの全アルバムが小さなUSBひとつに入っているもの。
見た目よりしっかりした造りでずっしり重い青リンゴ。The Beatles [USB]


USBで音楽聴くの?と不思議に思う方もいらっしゃるかもだけど、でもみなさんも例えば iTunes に音楽入れて、iPod や iPhone で楽しんでいたりするでしょ? あれといっしょ。曲データが USB に入っているので、それを iTunes に移せば(つまり HDD に移せば)iPod などでも聴けるし、iTunes からの操作で家のオーディオでも(そう構成していれば)聴けるのである。

で、このUSBが何がすごいって、現在地球で手に入るビートルズの最高音質版ということ。

リマスターCDより(理論上では)音が断然イイのである。
デジタル・リマスターCDが出たときは、その音の良さに驚愕するコメントがネット上に溢れたけど、それよりも理論上では音がイイ。なにしろCDだと16bitだけど、これは24bit。16bitの256倍なのだ。

まぁリマスターCDと聴き比べてないので、実は我が耳的には16bitと24bitの違いは未確認なのだけど、少なくともリマスター以前のCDと今回のUSB版を聴き比べたところ、もうなんというか「超絶に違う!」としか言い様がない。何百回、いや何千回聴いたであろうビートルズの曲なのに、毎曲新しい発見がある。「こんな音が入っていたのか!」「原音はこんなに瑞々しいのか!」「こんな演出を考えて曲を作っていたのか!」・・・いやホント、すべて聞こえてすべてが驚き。

このUSBに入っているのはFLAC方式(24bit)とMP3方式(16bit)の曲データ。
もちろん欲しいのは24bitの FLAC方式なんだけど、この FLAC方式というのは mac が取り扱っていない方式(世界的に標準に近い方式ではあるのだけど)。でも大丈夫。FLAC を XLD というフリーソフトで WAV に戻し、それを iTunes に取り込めば mac で聴けるのである。FLAC は可逆圧縮だから、FLACからWAVEに変換すれば100%完全な形で元のWAV形式に戻せるわけだ。

ボク自身、そろそろCDおよびMP3配信の時代から高音質FLACもしくはWAV配信の時代に移ると思い、「高音質保証! 麻倉式PCオーディオ」を読んで勉強したり、LINN DS の導入を考え始めたり、「オーディオ根本改造」を目指し始めていたのだけど、ここまで音が違うとなると真剣に移行を考えた方がいいなぁ。もう一度全CDをWAVでリッピングし直そうかという野望すらある(死ぬ程大変だけど)。

「音がイイ」というと単なるオーディオマニアの繰り言に聞こえるかもしれない。
でもね、ここまで音がよくなり、ビートルズがスタジオで録音した音・狙った音のまんまを聴いてみると、これはもう「別物」で、新たな感動をボクに与えてくれる。「音」でなく「音楽」が良くなる。この違いは大きい。

いま、いちいち感動しながら一枚一枚入念に聴き直しているところ。

いやもう、なんつうか・・・全曲「別物」なのでどれがどうとか言いにくいけど、特に臨場感が大幅に違うので、アドリブっぽい音声が入っていたりする曲とか「そこにジョンやポールがいるみたい」だし、「A Day In The Life」のラストとか実にクリアだし、「Back In the U.S.S.R.」のヒコーキ音とか超リアル。他にもたとえば「Abbey Road」のB面のメドレーみたいに凝って録音してあるところなんてカラダが中に溶け込んで行きそうだ。至福以外の何ものでもない。ビートルズのイイタイコトが(長い時を経て)初めて肌で理解できる。

あ、それと、少し前に話題になったこの「ビートルズのハードデイズナイトのイントロのコードがついに分かった!(動画)」みたいのを見たあとに「ハードデイズナイト」を聴いたりすると、地球最高な解像度でそれが再生されるので実に感動的。

あー、こういうのを持っちゃうと、またオーディオ熱が再燃してしまうなぁ・・・w

うちの場合、mac の iTunes から無線LANでマランツのD/Aコンバーターに飛ばし、チェロのアンコールというプリアンプを経由してマランツのアンプ、ヴィエナアコースティクスのスピーカーで音を出している(ちょっと前まではクレル〜アポジーだった)。ここに LINN DS を導入したらどうなるかなぁ。マランツにも同じ考え方のネットワークプレーヤーがあるけどなぁ。とか、再燃の初期だ。危ねえ。

まぁ資金的に導入は当分無理なんだけど、考えるだけでも楽しいな。やっぱオーディオは最高。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事