さすがにそろそろ入稿しないとダメ
2011年7月10日(日) 16:52:57
ここ一週間ブログの更新が飛び飛びになっている(ご心配いただいた方々、すいません)。
16年間、あまりこういう事態にはならなかった。というか、ほぼ完全に毎日更新してきたからね。
こうなったのはいくつか理由はある。仕事とボランティアのバランス、独立後の不安定さなど、悩みや心配事がたくさんあり、少しずつ書く気が削がれて行っていることもある。でも、その中でも、大震災以来ストップしていた「明日の広告」の次の本の執筆にようやく本格的に取りかかり始めたことはわりと大きいかも。←いままで何回も「取りかかり始めた」と書いたけど、(入稿〆切を考えると)今回が本当に最後の取りかかり始めw
本当は3月14日が初稿入稿だった。
その3日前(執筆最佳境)にあの大震災が起こった。
その後のバタバタはご存じの通り。というか、多忙で時間がまったく取れずに後回しになっていただけでなく、「書く気が起こらなかった」のも大きい。あの災厄の後、広告コミュニケーションの本など書く気になるだろうか(いや、ならない)。しかも「助けあいジャパン」の運営を通して日々震災情報に身近に触れ続けた。頭がビジネスになんかならない日々。たとえばこんな感じ。
でも、少しずつ講演などをしてリハビリをし、少しずつ頭をビジネスに戻し、少しずつ大震災後のコミュニケーションを考察しはじめ、と、ここ4ヶ月、自分を馴らしていった。
そして、考察を重ねるうちに、考えが少し変わってきているのに気がついた。
大震災がソーシャルメディアの新たな面を浮き彫りにしたからである。そこは次の本の核になる。なのでほとんど書き終わっていた原稿の7割は捨て、新たに書かなければいけないところだらけになった。そういう意味では「あのまま出してたら困ったことになっていたなぁ」なのではあるが、かなりの分量の文章を新たな考察を含めて慎重に書いていくという作業が発生してしまっている。
ただでさえここんところ、独立後の仕事量をうまくマネジメントできず、ボランティア活動ともバランスが取れず、日常が破綻している。カラダもココロも破綻気味。でも「さすがにそろそろ入稿しないとダメ」なのである。半年以上発売が遅れてる。出版社にも大迷惑。せめてあと一ヶ月で初稿入稿しなければ!
とはいえ、本を書いたことがある方はわかると思うが、本って日常のほんの数時間にバッと集中して書ける、というものではない。執筆気分に自分を追い込んでいくための助走もいるし、実際に書き始めてからも「どっぷりその世界に浸からないと書けない」。つまり書くときは最低でも一日6時間くらいまとまった時間がいる(早起き&午前中)。
そういう時間の捻出、もろもろの疲れ、変わりゆく被災地への対応、爆発する仕事量、そして、この酷暑w
もう出版なんてやめちゃえば?というサジェスチョン(もしくは悪魔の声)もたまにいただく。出版社が許してくれないとは思うが、そんなことより、この本、「いま書かないといけない」という使命感が多少ある。いま「生活者を相手にするすべてのコミュニケーション」は大きな変わり目にあると思っているが、どうも表面的な手段や理想論がまかり通っていて心配になるからである。←ちょっと偉そうかw
そういう意味で、この夏は少し「さなメモ」の更新が滞るかもしれない。
ブログって、書く習慣が途絶えると一気に更新しなくなる(「おもしろ本」や「座右のシネマ」「座右のCD」などがそうだったように)。もうライフワークに近いこの更新。こんなことで終わっちゃうのは悲しすぎるので書く習慣はキープするつもりだけど、すこーしスローダウンね。
昨日は上野千鶴子最終講義を聴きに行ってきた。
とてもいい講義だったが、そんなことも書かないと記憶の彼方に行ってしまう。これは次回に書こうと思う。そうやって「書きたいこと」を上手に配置しながら、自分をだましだまし、この夏を乗り切りたい。
※「助けあいジャパン」スーパーニュース連携企画第3回目はこちらを。放映動画は7/11(明日)までの公開です。ぜひ!
