言葉の力(楽天・嶋基宏選手のスピーチ)
2011年4月30日(土) 10:17:17
あれは3月末だったかな。
助けあいジャパンの打ち合わせで、メンバーたちとこんな話をしていた。
仙台の桜開花予想が4月15日。4月20日から25日あたりに、仙台で桜が満開になる。
そして、4月29日、仙台を本拠地とする楽天球団が仙台で初戦を迎える。
この、15日から29日までの2週間、特に桜が満開になり、仙台での初戦が行われる29日あたりが、きっとひとつのマイルストーンだろう。
まだ沿岸部など手のつけようがないところも沢山残っているだろうとはいえ、このあたりを区切りとして、被災地の気分も「復興モード」に変わっていくだろう。まずはそこまで、気を引き締めてやりましょう。
昨日は、その29日。
楽天の本拠地Kスタジアム宮城での初戦があった。
楽天の選手会長は、嶋基宏選手。
彼の4月2日のチャリティゲームでのスピーチはそれは素晴らしいもので、これをYouTubeで見たとき、涙を抑えることが出来なかった。前半は田中賢介選手、後半は嶋基宏選手。特に嶋選手のスピーチが素晴らしい。
で、昨日も、嶋選手は素晴らしいスピーチをした。
まだYouTubeに上がってないみたいなので、全文を掲載する(YouTubeにアップされたらリンクします→アップされました)。
本日は、このような状況の中、ここKスタ宮城に足を運んでいただき、またテレビ、ラジオを通じてご覧いただき、誠にありがとうございます。球場に来るのが簡単ではなかった方、来たくても来られなかった方も大勢いらっしゃったかと思います。地震が起こった時、僕たちは兵庫県にいました。遠方の地で家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱いたまま全国各地を転戦していました。報道を通じ、被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時のことを考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できたことが信じられません。
震災後、選手みんなで「自分たちには何ができるのか?」「自分たちは何をすべきか?」を議論し、考え抜き、東北の地に戻れる日を待ち続けました。
そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を、目と心にしっかりと刻み、「遅れて申し訳ない」という気持ちで避難所を訪問したところ、みなさんから「おかえりなさい」「私たちも負けないから頑張ってね」と声を掛けていただき、涙を流しました。
その時に僕たちは何のために闘うのか、ハッキリしました。
この1カ月半で分かったことがあります。それは、「誰かのために闘う人間は強い」ということです。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう、この時を。
絶対に勝ち抜きましょう、この時を。
今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。
絶対に見せましょう、東北の底力を!
本日はどうもありがとうございました。
言葉の大切さを、しみじみと感じる。
ボクたちは、言葉でこんなに元気になれる。一体化できる。
昨日教えてもらった「The Power of Words」という素晴らしいYouTube動画も含めて(これまた滂沱)、言葉の力を再認識した連休初日。
