イーグルス来日公演 @東京ドーム

2011年3月 6日(日) 17:22:29

昨日も少し書いたけど、イーグルスの東京公演に行ってきた。
7年ぶりの来日。だけどボクはイーグルスのライブは初見。いままでタイミングが合わなくて行けなかった。だからとても楽しみにしていた。行く前に一通りアルバムを聴き直したけど、やっぱりほとんど歌える。ボクの人生とともにあるバンドである。

開演は17時。
こんなに気合い入っていたのに、執筆に疲れて昼寝してしまいギリギリに会場に到着するというていたらく。こういうライブではTシャツを買うのが習慣になっているが、昨年末からの断捨離でもうこういうのも買わないことにした。ストーンズが来たときだけにしようと思うw

席は1階1塁側11通路の1列目。アリーナじゃないから遠いのだけど、ラッキーにも1列目が取れたので実に見やすい。スタンディングせずゆっくり見られるぞ。真後ろの人の息が臭いのだけはアンラッキーだったがw

1曲目は想像通り「Seven Bridges Road」だった。
でも、17時ってまだ外が明るくて、東京ドームの天井が白く透ける。全然雰囲気がでないよぉ。雰囲気でないまま4曲目の「Hotel California」へ。哀愁のトランペットで始まるのだけど、暗くないし、心構えもできてないし、期待しすぎたし、なんだか不完全燃焼。あぁ残念だ。泣く予定だったのに(笑)。もうちょっとだけ後にやってくれたらいいのにな。

でも、バックミュージシャンの12弦ギターにジョー・ウォルシュのギターがかぶさっていったときは流石に鳥肌。というか、ジョーのギターの力強さと来たら別次元。一音一音が肌を粒立たせてくれる。

ちなみに、イーグルスのライブは、リーダーのグレン・フライの方針で、レコーディングを忠実に再現することを基本とする。
だから淡々とライブは進む。演奏は極上。ハーモニーも極上。ただしレコーディングの再現なので意外性も興奮も少ない。でも安心して思い出に浸れる。自分の人生とイーグルスとの交差点を探して静かにあの頃にタイムスリップできる。昨日も書いたように、中1、中2、中3と、いろんな情景が頭を巡る。

第一部の白眉は「Witchy Woman」と「Lyin' Eyes」。特に「Lyin' Eyes」には泣いた。で、アクセントとしてジョー・ウォルシュの「In The City」が入る。ライブを通じて、中だるみ気味になった途端にジョー・ウォルシュが現れてガガガッと盛り上げてくれる。彼はひとりでロックしていたし、ライブをピリッと締めていた。

というか、4人(ドン・フェルダーとランディ・マイズナーがいないのが寂しい)のうち、ジョー・ウォルシュ以外は単なる「日曜日のパパ」だった(笑)。日曜大工ですか?というファッション。特にドン・ヘンリーが太ってしまってちょっと悲しかった。あれはロッカーの姿ではないなぁ。芝刈り機が似合うよ orz

でも、演奏もコーラスもソロも抜群。
休憩を挟んでアルバム「Long Road Out Of Eden」から数曲やったのだが、それはそれは美しかった。そこに名曲「Best Of My Love」「Take It To The Limit」が続く。この辺もこのライブの白眉。

とはいえ、東京ドームはバラードを聴かせるには親密さが足りない(音響は意外と良かったけど)。
ちょっと物足りないなぁと思っていたところにまたジョー・ウォルシュが出張ってくれた。「Walk Away」で盛り上げて、「One Of These Nights」を挟んで「Life's Been Good」(←これも白眉)。この3曲でスタンディングがいなかったアリーナもようやくみんな立ち上がり出す。ジョー・ウォルシュ、さすが。

ドン・ヘンリーの「Dirty Laundry」を挟んでジョーの「Funky #49」。よしよしどんどんロック・コンサートっぽくなってきたぞ。そして「Heartache Tonight」「Life In The Fast Lane」。このラストの流れと盛り上がりは実に素晴らしい。

そしてアンコールはお馴染みの3曲。
年齢のせいか、昔なんとも思わなかった「Desperado」にジンと来た。あぁ歳をとって良かった。

3時間。実に28曲。
聴きたい曲をたっぷり聴けた満足感と、予想した感じを上回らなかった不満感とか交差する感じではあったが、ライブというよりは「タイムスリップ」を楽しむ3時間として超超超極上。ゆっくり自分の人生を考えられた。つまりは「いいライブ」ということだね。こうしてライブがどんどん個人的なものになっていく。

会場で、来日するTOTOやシンディ・ローパーのちらしを配っていたけど、大箱の外タレはもうあんまりいらないや(ストーンズは別)。なんかアメリカの地方ホールでビリー・ジョエルとか聴きたい気分。

セットリスト(3月5日東京ドーム):

01. Seven Bridges Road
02. How Long
03. I Don't Wanna Hear Anymore
04. Hotel California
05. Peaceful Easy Feeling
06. I Can't Tell You Why
07. Witchy Woman
08. Lyin' Eyes
09. The Boys Of Summer
10. In The City
11. The Long Run

(20分休憩)

12. No More Walks In The Woods
13. Waiting In The Weeds
14. No More Cloudy Days
15. Love Will Keep Us Alive
16. Best Of My Love
17. Take It To The Limit
18. Long Road Out Of Eden
19. Walk Away
20. One Of These Nights
21. Life's Been Good
22. Dirty Laundry
23. Funky #49
24. Heartache Tonight
25. Life In The Fast Lane

(アンコール)

26. Take It Easy
27. Rocky Mountain Way
28. Desperado

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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