タイムスリップ・タクシー

2011年3月 5日(土) 22:45:59

イーグルス東京公演に行ってきた@東京ドーム

ただ、明日、同じ会場で最終公演が行われる。
明日行く方に悪いので、くわしいレビューは明日の夕方以降に書こうと思う。

なんというか、不思議な気分だったな。
「次の曲は、ぼくらが1974年に作った曲で…」とか、グレン・フライやドン・ヘンリーが紹介するたびに、「1974年……13歳。中1かぁ……」と、いちいちタイムスリップする感じ。

1990年くらいだったかな。
会社入って5年目くらいに、「タイムスリップ・タクシー」というラジオCMシリーズを企画したことがある。

夜の都会。雑踏。クラクションが遠くに聞こえる。
ドアを閉める音。街の音が遮断される。タクシーの運転手が「いらっしゃいませ」と静かに言う。客はたとえばこんなことを言う。「1951年。リー・ワイリーが全盛期だった頃のニューヨークまで」。運転手が静かに答える。「かしこまりました」……エンジン音。しばしの間があった後、遠くにマンハッタンの雑踏が聞こえてきて、物語、そして曲が始まる。

みたいなね(笑)
かなり格好つけたラジオCMだったけど、1990年の頃にはなんとなく新しかったと思う。

で、何が言いたいかというと、なんかイーグルスが古い曲をやるたびに、ボクの中でタイムスリップ・タクシーが走るんだ(笑)。
中1、中2、中3……。あの、人類史上トップ10に入るのではないかと思われる名作「ホテル・カリフォルニア」が1976年12月8日の発売。つまりボクは中3である(初めて聴いたのは高1かもしれないが)。イーグルスのヒットはほとんど中学高校時代とかぶるのである。

中3か高1という、あの人生でも稀な感性の時期に、リアルタイムで「ホテル・カリフォルニア」を聴いたこと。そして胸をかきむしるような衝撃を受けたこと。これは人間が体験しうる最高レベルの音楽体験なのではないか。超自慢してもいいのではないか。そんなことを思う。

思うよね? ご同輩!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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