ある種のタイムマシン

2010年8月 7日(土) 21:56:12

昨日は原爆忌。
去年も書いたことであるが、今年もこの俳句とこの短歌を反芻していた。

「カルビーの ポテトチップス 原爆忌」中田美子

「おそらくは 今も宇宙を走りゆく 二つの光 水ヲクダサイ」岩井謙一

前者については去年のこの日、後者については去年のこの日に感想を書いている。
ブログがいいのは、そのときの想いを詳細に書いておくと、その気持ちに瞬時に戻っていけること。そういう意味において「ある種のタイムマシン」である。そして、「情報のストック」でもあり、「人生の詳細な記録」でもある。そのうえ、「自分の時間を埋葬するお墓」でもあり、「子孫に残しておきたいDNA」でもある。ツイッターも細かく残せるけど、あれはフローなものとして流れて消えていく。やっぱりボクの基本発信基地はサイト(狭く言えばブログ)だなぁとこういうとき、思う。

カルビーの句は、今年は少し違う見方をして反芻していた。
で、去年のイメージ(8月6日の無人の茶の間の風景)をさなメモで読んで、その気分を思い出して(忘れていた)、なんだかすごく面白かった。あー去年はこういう見方をしてたのね。こういう瞬間が好きだ。

そうそう、昨日、映画「インセプション」を観たんだけど、虚無に落ちたふたりの姿を見ながら、「おそらくは 今も宇宙を走りゆく 二つの光 水ヲクダサイ」を何故か思い出していた。自分が作り出してしまった世界。圧倒的な孤独。そして、永遠。

…水ヲクダサイ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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