ツイッターにおける受動と能動

2010年7月29日(木) 8:51:05

「桑田佳祐が初期の食道ガン」というショッキングなニュースや、「水曜どうでしょう」の新しいロケが始まったらしい(このサイトの7/27参照)、といううれしいニュースなんかが流れた昨日、定期的に催される「北品川の会」という飲み会に参加してきた。

第1回が北品川の某店で催されたので「北品川の会」と呼んでいるが、場所は北品川と決まっているわけではない。第6回の今回は池袋の「永利」でおこなった。総勢20名くらい。幹事(ボクの主治医)の人脈つながりで集まったメンバーで、関係性も職種もバラバラだ。異業種の方と会うのは好きなのでほぼ毎回参加しているが、以前も書いたように大人数の宴会が苦手なのでいつも無口でいる。でもメンバーがいいせいかなんか楽しいんだな。ちょっと矛盾した感覚だけど。

そこで複数人から聞かれたのが「ツイッターでそんなにフォローする人を増やすとタイムライン(TL)が読めないじゃないですか。どうするんですか?」というご質問。

「ツイッターは1000人フォローしよう」という記事を書いて、ずいぶんといろんなところに取り上げられたが、それへの反応ですね。はい、このごろそういう質問をよく受けます。

ええと、人に寄ると思うけど、ボクは「タイムラインは全部は読まなくていい」派。というか読めないし(笑)

たまたま見た、その時間だけ楽しむのが正解とボクは思う。1000人からリアルタイムかつランダムに流れてくる情報を「見ている時間だけ楽しむ」。それが「受動的情報摂取」の正しい姿かと。 そう、1000人を越えると能動が受動に変わる。そこがポイント。

「んー、それでおもしろいのかなぁ」という顔をする方もいらっしゃるが、十分おもしろいですよ。それだけでもランダムにいろんな情報が飛び込んでくる。というか、テレビもそうやって楽しんだりしますよね?

テレビも、たまたま出来た時間にスイッチつけて、そのたまたまの時間分だけ受動的に楽しむことが多い。そして用事ができたら消して去る(お目当てのドラマとか能動的に見る場合もあるが、それはツイッターも同じ。著名人のツイートをわざわざ追いに行ったりするのと近い)。そして、そうやって受動的に知った面白い番組や内容を「ねぇ、あれ見た? おもしろかったよー」と知り合いに伝える。そしてそれが広まっていく。

ツイッターのタイムラインも同じ。たまたまのリアルタイムを楽しむもの。見てない時間まで追う必要はない(フォロー数が多い場合)。そして面白い情報を見つけたらRT(リツイート)してフォローしてくれてる人に広める。誰かのツイートを遡って読むのはリスト管理に任せて、能動(リスト管理)と受動(タイムライン)を使い分けて情報摂取を楽しむのがいいかとボクは思うです。

まぁ気になったツイートの元を探るために遡るときはありますけどね。
それはそれでまた全然違う情報に出会えたりして面白い。

ちなみに「数十人くらいの人の日々のツイートを全部読んでいるのが面白いの!」という方はもちろんそれでいいと思う。自分に合った楽しみ方でどうぞ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

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