ふたつの30周年

2010年7月17日(土) 16:44:14

書くキッカケを失っていたけれど、ここ数週間でふたつの「30周年」があった。

ひとつは「黒木瞳 芸能生活30周年アニバーサリー・ディナーショー」@椿山荘
黒木瞳さんは、ボクにとって女優というより「知り合いの奥さん」。関西勤務時代に借りていた部屋の近くに住んでいたひとつ上の先輩がいて、しょっちゅう「The Barns」というバーに一緒に飲みに行っていたのだけど、その先輩が結婚した相手が黒木さんなのである。ちょうど彼と彼女がつきあい始めのころ、ボクは週2〜3回レベルで彼と飲んでいた。だからプロポーズから結婚に至る経緯も間近で見ているし、結婚後もよく3人でご飯食べに行ったりした。「うまひゃひゃさぬきうどん」の帯も黒木さんに書いてもらったりした。そんな関係。

で、黒木さんから直接電話がかかってきて「来てね!」と言われ、30周年記念ディナーショーに行ってきたのである。妻は都合が悪かったので、母親と娘の3人で。
芸能人によるディナーショー自体、ほぼ初めての体験(前にハンク・ジョーンズのディナーショーは行ったことがある)。3人だと財布に響く。痛い痛い。でも、さすがに豪華で、椿山荘の大きな部屋に500人いれた盛大なショーだった。内容はよく練られていたし、黒木さんも歌って踊って大車輪。最後まで飽きずに楽しめた。芸能人もたくさんいたな。

宝塚デビューから数えて30周年らしいが、芸能のトップ集団に30年間ずぅっと居続けるのはすごいことだと思う。いやホント、トップに当たる風の強さってそれはそれはきついものだ(鳩山前首相の手伝いを少ししてよくわかった)。特に人気商売は心が安まる暇がないだろう。よくぞ30年! おめでとうございます。


ふたつめはもっと気軽な30周年。
「高校卒業30周年記念同窓会」に行ってきた。@渋谷エクセルホテル東急

すごいなぁ。もう卒業以来30年も経つのか…。
ボクは渋谷にある駒場東邦という中高一貫の男子校を卒業した。去年、同じ会社に勤める卒業生の会をしたのだが、そのとき書いたようにこの高校は独特の校風があり、ひと言で言うと「そこはかとなく、ぬるい」のである。のんびりしていて中途半端で詰めが甘い校風(笑)。お人好しでシャイで保護色。知らない人としゃべっていても「もしかしたらこの人、駒東かも」とかわかるくらいみんながみんな同じ空気を纏っている。

で、30年の月日もそれに勝てなかった。
30年間、それぞれに違う環境で生きてきたはずなのに、みんな「そこはかとなく、ぬるい」まんま(笑)。あぁこのぬるぬるの空気よ! ちょっと緊張して出かけたんだけど(なにしろ30年振りい会うヤツも多いし)あっと言う間にぬるま湯に浸かってふやけてしまった…。

ボクは「早く顔がわりしろ」と、からかわれるくらい童顔だったのだが、いまや「最も顔がわりした部類の男」である。坊主でヒゲで赤メガネだからなぁ。ボクを一目で見分けてくれる人はほとんどおらず、胸の名札と顔を交互に見て「ん?……あ、え、さ、さとなお?」ってな感じ(笑)。でもそうやって驚く本人もかなり変化が激しい。中には「高校時代とまっっったく変わってない」というヤツもいたけど。

一番ビックリしたのは、中高時代から鼻毛がつねに出ているヤツがいて、そいつがいまでも鼻毛ボーボーだったこと…。30年それで生きてきたのかよ! 誰からも注意されなかったのかよ!(笑)

まぁ男子校だけあって「恋の再燃」とか「初恋タイムラグ成就」とかのハプニングは期待できなかったが、120人も集まってなかなか盛況だった。ご高齢になられた先生たちもたくさん来てくれて懐かしかった。感謝の言葉を30年のときを越えてお伝えできたのがうれしい!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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