お疲れ様でした。

2010年6月 2日(水) 13:17:02

午前中の打ち合わせが急にキャンセルになったので、整形外科外来に検査に行った。
首痛がひどく、生活に支障が出始めていたからである。首自体のレントゲンはほぼ異常なしだった。うーん、ストレスかなぁ。同時に行った血液検査ではちょっと数値が悪かったし。カラダが相当疲れている模様。しばらく酒とか控えよう。

病院のロビーのTVで鳩山首相の辞意スピーチを見た。
念が残ると書いて残念。非常に残念だ。去年の9月末から不思議な縁ができ、内閣官房からの発信についてサジェスチョンさせていただけるようになったが、首相の仕事や発信について貢献しきれなかった気持ちが強い。ツイッターやブログ、リアル鳩カフェなどの活動もこれからが本番だった。せめて1年くらいあったら国民と政治の距離を多少は縮めることができたのではないかと思う。1月に始めて5ヶ月ではあまりに短い。

鳩山内閣は、長年の汚れがこびりついた店を居抜きで引き継いで、翌日から「営業しつつ店を変えていく」という難しい作業に取り組んだ。開かずの扉を開いてみたらトンデモナイモノが出てくる、料理しようと思ったらオーブンが壊れていて動かない、みたいなことの繰り返しだったと思う。あらゆる不具合がある古い古い店を立て直すのに、営業しつつだと、最低でも数年はかかるだろう。でも、8ヶ月しか我慢ができなかった。店主も。そして客たちも。

このことがとにかく残念。厨房にまだ馴れてない彼が出す料理はまだ店長にふさわしい味になってなかったかもしれないが、持ち前の善良さで、少しずつではあるが改善はしていっていたと思う。でも客たちはすぐに名店になることを期待した。すぐに名店に変わるのなんか不可能なんだけどな。

新しい公共。熟議の政治。地域主権。文化政策。コミュニケーション革命…。
彼が手をつけたことは、今後の日本にとってとても大切なこと。やり残したことは沢山ある。「投げ出し」に失望するのではなく、ボク個人としては「自分ごと」と捉え、自分の範疇で出来ることをこれからもしていきたいと思っている。文句を言うだけの人にはなりたくない。

今は、ただ、お疲れ様でしたとお伝えしたい。
首相にも。首相秘書官の方々にも。内閣官房の方々にも。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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