頭でわかっているのと、肌でわかっているのでは

2010年5月 3日(月) 21:40:52

あー、今日もなんか根を詰めてしまった。
連休だというのになんでこんなに作業ばっかりしてしまうのかな(笑)

サイトを物理的にいじろるのも久しぶりなので、CSSやMTでずいぶん手間取った。いくつか壊しちゃったみたいで焦ってプログラミングの師匠にメールした(連休で返事返ってこないけど)。あーあ、改悪かも(がっくし)。こういう試行錯誤ですぐに半日くらい経つの、数年ぶりに思い出したよ。タグが少し違うだけでいろんなことが起こってしまい、それを直すのにものすごい時間かかるんだよね。あー面倒臭い。

でも昔は毎週末のようにこういう作業をシコシコやっていたんだよなー。たとえばこんなのとか(古い日記だけど)。←この一番下の方からリンクしているボツデザインなど、文系がひとり手打ちタグで作っているとは思えないテーブル構成の仕方だ…(笑)

でも、こういうコード系の面倒をたまにやると、サイト制作の苦労とかリアルに思い出せていい。
普段なにげなく利用しているネット・サービスが、いかにいろいろな工夫と労力と徹夜のたまものなのか、こうしてたまに実感するのはいいことなのだ。別にタグ書けなくてもいいけど、ほんの少しでもコーディングの苦労を知っていると、いろんな作業で苦労を共有することができるし、プログラマーたちへのリスペクトも生まれる。

というか、やはり必要なんだよ。
自分でサイト作り上げてみること。自分でサイトを長期運営してみること。サイト上の不具合がどのようにして起こるかをわかっていること。そういうときにどこをどういじればいいか最低限知っていること。内容についてどんな反応がどのくらいのスピードと量で来るか肌感覚で知っていること。クチコミが広がるスピード感もなんとなくわかっていること。トラブルにはどう対処すれば炎上を避けられるかの経験値を持っていること。などなど。こういうことは、頭でわかっているのと、肌でわかっているのでは、仕事上、雲泥の差があるものなのだ。

そういうことも知らずに、コミュニケーション・ディレクションする人とか、よく理解できない。サイトなんてやろうと思えば誰でもすぐできることなのに。なぜ自分でやってみたりしないのだろう。

ソーシャルメディアもそう。
ちゃんとソーシャルメディアに浸からないとわからないことってたくさんある。たいして浸かってもいないのにわかったようなことを言う人が多いけど、そんなの端から見え見えなんですけど…。まぁ、とはいえボクなんか浸かれば浸かるほどソーシャルメディアの難しさがわかってきちゃって、途方に暮れてることも多かったりするのでダメダメなんだけど。

とりあえず「企画する側の人」は、知ってるだけじゃなくて使っていること、使っているだけじゃなくて浸かっていること、それだけは必須だと思うな。そして、意外とそういう人が少ないことも憂いている。企画する側がそんなに不勉強でどうするんだか……。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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