今までの人生をもう一回分

2010年4月26日(月) 9:10:49

この日に吉田秀和さんの姿を拝見してから、なんだか彼のことをいろいろ考えている。

いや、彼のこと、ではなく、自分のこと、か。

つまり、96歳(今年で97歳)という彼の年齢を考えると、自分のちょうど倍である(ボクはいま48歳)。いまの自分のもう一回分の人生があるとすると、単純計算上では「いままで自分が手に入れることができた分」と同じ量を獲得可能である。だとしたら自分は何を手に入れたいのか。いったい何をしたいのか。みたいなこと。

あと48年、人生がある。
いまからじっくり音楽に取り組めば、彼のような音楽評論家になることも十分可能。というか演奏家にだってなれるだろう。映像や現代美術のアーチストにだってなれるだろうし、マジシャンにだってなれるだろうし、料理人にだってなれる。天文学者にだって弁護士にだって建築家にだってなれるだろう。もうそろそろ50歳だからまぁ日本語だけで生きていけばいいか、と諦めつつあった英語だって、あと48年あるなら、10年ほど勉強してモノにすれば、38年間楽しんで使用することができる。

あと倍か…。
生まれてから今までの人生をもう一回分。

さて、何をしますかね。
いままで生きた48年の延長線上で生きていくとなんとなく決め込んでいたが、いまから全然違う第一歩を踏み出してもいいわけだ。48年後に全然違うゴールがあるのかもしれない。さて。だったらオレは何を始める? そんなことばかり、ここ数日考えている。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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