Superfly @武道館!

2009年12月15日(火) 6:52:29

なんか葬儀関係の疲れが出たのか身動きできず、昨日は休みをいただいて一日寝ていた。
でも、夜にはムスメが異様に(本当に異様に)楽しみにしていたライブが武道館であった。父娘ふたりで行く約束である。夕方くらいから楽曲を聴いて、少しずつテンション上げて、よし、行くぞっ!

ということで行ってきました「Superfly 2009 Dancing at Budokan!!」。

Superfly 初の武道館公演である。そしてムスメにとってもライブ初体験(クラシック・コンサートを除く)。人生初のロック・ライブが Superfly で武道館というのもなかなかいいのではないかな(ついでに with 父 というのも)。

中3のムスメは Superfly のいわば糟糠のファン。
まだ全然有名じゃない頃から「Superfly すごい、Superfly 好き!」と騒いでいた。女子校には同好の友人もおらず(年齢的にはジャニーズとかに走る人が多いから)、彼女ひとりで突き抜けて好きだったらしい。だから最近の大人気を少し複雑な想いで眺めていたみたい。「私が好きって言いだしたころはまだ誰もその価値を認めてなかったじゃない!」って感じで(笑)

彼女が家で毎日のように聴いていたので、ボクもわりとSuperflyの曲をいろいろ知っている。というかファン化している。
つうか、Superfly ってなにしろサイケでフラワーチルドレンでウッドストックでジョップリンな人なので、聴いていてボクもまるで違和感がない(今年ウッドストックに招かれてジョップリンを歌った模様を撮った「情熱大陸」ももちろんチェックした)。そして歌唱力は抜群だし楽曲もすばらしい。小さなカラダからほとばしるエネルギーとオーラもただものではない。

会場は超満席(立ち見多数)。年齢層はちびっ子から年寄りまで。男女比も五分五分くらいか。
ライブは15分遅れで始まったが(始まる前のBGMがジム・クローチとかチープトリックとか古いストーンズとかで趣味の良さを感じさせた)、1曲目は「Hi-Five」。ボクはこれが1曲目じゃないかとムスメと賭けていたので勝った!

この1曲目の照明と演出がとても良かったので期待していたら、その後のステージ演出(特に照明)も異様によく、わりと口をあんぐりあけて見惚れていた感じ。照明ディレクター誰だろう。本当に素晴らしい。もうこの人が照明をするステージをずっと追っていきたいくらいモダンで派手で芸が細かくてツボを心得ていて、そして何より美しかった。
特に前半数曲の蜘蛛の巣のようなレーザー光線の使い方の美しさ。雲上みたいなレーザーもキレイだった。中盤の「My Best Of My Life」の巨大ミラーボール+レーザーの幻想的なこと。良かったなぁ。素晴らしい。この照明を楽しむならアリーナの前の方ではダメ。1階席や2階席の方が楽しめる(ボクは2階席中央だったので堪能できた)。

一夜限りの特別ライブ、ということで、古い曲からもいろいろやったのだが、印象的だったのは「孤独なハイエナ」「嘘とロマンス」「愛をこめて花束を」「ハロー・ハロー」「How Do I Survive」。弾き語った「Last Love Song」。あとはもちろん「Alright!!」に「Dancing On The Fire」。そしてアンコールでやった3曲「マニフェスト」に、ジョップリンの「Piece Of My Heart」、「I Remember」。あとは……って良いのばっかりだな。持ち歌いい曲多いからねぇ。そのうえ聴き惚れるような歌唱力。キーボードは弾くしギターも弾くしハモニカ吹くし。

ロック系ライブは初体験だったムスメは、まずはその大音量にびっくりしていた。
でも2時間半、大好きなSuperflyと同じ空気を吸って歌を楽しめ、本当に満足した模様。もう明日学校に行きたくない、余韻に浸っていたい、とかつぶやいていた。わかるなぁ。
ボクのロック系初ライブは誰だっただろう。中3のときのKISSだったかRod Stewartだったか。その頃の興奮と「同じ場所にいて同じ空気を吸っているなんて信じられない!」という思いは本当によくわかる。

結局、ムスメのファンさ加減に引きずられて行ったくせに、自分でも異様に楽しんでしまった Superfly。
この志帆(Superfly)って子、相当すごいと思う。こういう子が音楽シーンにさりげなく出てくると、日本もアーチストの層が厚くなってきたんだなぁって実感する。音楽業界、不況だけどね。でも、目も耳も肥えた日本の客をしっかり楽しませるこういう子がまだまだ次々出てきているのは頼もしい限りだ。あー楽しかった。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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