朝日俊彦先生の講演音声ファイル
2009年12月13日(日) 16:44:54
ツイッターで紹介されたこの講演の音声ファイルが実に良かった。お時間がある方は聴いてみてください。朝日俊彦さんという泌尿器科の医師による講演の模様。この先生の本も読んでみよう。
この先生、この後で末期癌になられたらしいのだけど、そのことはこちらにくわしい(下の方に別のラジオ番組音声ファイルもある。これも必聴)。
今回、義父の死をめぐってボンヤリと「癌って、本人も家族も親族も覚悟と準備ができる、ある意味シアワセな病気」と思ったのだけど(痛みがあまり激しくない場合に限るが)、それに近いお話もあった。要は考え方だなぁ。人生の終え方をどう考えておくか、ということに尽きる。
というか、なんか、明日にでも「死」が来るような、妙な感覚。身近だ。「死」が身近だからこそ、寸秒惜しんでちゃんと生きようと思う。そして「どう死ぬか」をもうちょっと "具体的に" 考えようと思った。先延ばしにしすぎてきた。
義父・山谷陽久の趣味は俳句で、亡くなる寸前まで投句していた。
句文集「富士」という本(自費出版・非売品)を遺していて、それをパラパラめくっていたら、癌告知そして手術前後に読んだであろう句が載っていた。
癌告知受けて出づれば時雨れたり
病院の聖樹に治癒の願ひ込め
手術日の決まりし夜半の虎落笛
術経過告げる医師笑み冬ぬくし
術後とはただ耐える時冬の菊
傷跡の痛みに手添へ冬日浴ぶ
あまり気持ちの裏側をヒトに見せない義父であったけど、告知前後の気持ちはいかばかりだったであろう。
ちなみに、NHK俳句や朝日俳壇で入選した句もご紹介しないと義父があの世で怒りそうなので二句つけておきます。
奥駈の岨道ゆけばほととぎす(NHK俳句)
郭公や己が名前に節つけて(朝日俳壇)
