映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」

2009年9月21日(月) 7:51:23

名作の誉れ高いこのアニメ(2002年製作)、ずっと見られずにいたのだが、数日前の昼間にテレビ放映されるのを知り無事録画。昨晩のご飯時にようやく見ることが出来た。ムスメはこの映画を元にリメイクした映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を観に行く予定があるので予習も兼ねて。

2002年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞をはじめ数々の賞に輝いているこの作品、さすがによく出来ていた。子供にもわかりやすいシンプルなストーリーにまとめつつ、生と死を正面から描き、戦国時代と現代との違いも(説明的でなく)全体の描写で伝えてくれている。戦国時代の描き方も通り一遍のありがちなものではなく、シビアでリアルなもの(もちろん子供用にはなっているが)。その描写を通して現代の安全で平穏な生活が浮かび上がってくる仕組みもすばらしい。

特に驚いたのは合戦の描写。これ、戦国の合戦を描いた映画やドラマの中でもトップクラスに秀逸なのではないだろうか。
子供の頃から無数に合戦描写の映像を見ているが、初めて「あ、実際はこういうことだったのかも」とリアリティを持って知った気がする。つまり、合戦の段取りとか、投石攻撃とか、火縄銃の次に矢を射りつつ前進後退する感じとか、槍衆の動き方とか、なんだかすごく納得がいった。合戦が終了した後、敵と普通にすれ違って帰って行く描写など、妙なリアリティがあったなぁ。Wikipediaを見てみたら、作家の鈴木輝一郎氏が「戦国時代の合戦シーンで動画映像史料で最も正確なのはこの作品」と言っているらしい。マジでそうかも。

大満足で観終わり、マック前に戻ったら、Twitter に「クレヨンしんちゃん」の原作者臼井儀人氏の訃報が流れていた。偶然とはいえドッキリする。
遭難してから一週間あまり。やっぱりそうだったのか…。タイに行ったときも台湾に行ったときもクレヨンしんちゃんをいたるところで見つけた。国際的なマンガだったよなぁ。「サザエさん」みたいに原作者が亡くなってもずっと続いていくアニメになりそうではあるが、やっぱり残念。久しぶりにマンガの「クレヨンしんちゃん」を読んでみたくなった。マンガ喫茶にでも行くか。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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