志らく・談笑 二人会

2009年9月20日(日) 19:34:54

政権交代して急に激務になった方から今朝早くメールがあり、「今日の1時からの『志らく・談笑 二人会』のチケットを持っているんだけど、急に会議が入って行けなくなったので、代わりに行けない?」と。まぁそりゃ忙しいだろうなぁ。バランス感覚抜群の彼は、異様に忙しくなった今でも常に芸術に触れようとしていて、落語も極力行こうとしているようなのだが、そりゃ組閣直後は無理でしょう。

ということで2枚譲っていただいたのだが、今日の今日では落語仲間に連絡が取れるわけもなく(しかも5連休だし)、急遽ムスメと行くことにした。「じゃ、ありがたくムスメと行かせていただきます!」と返事を書いたら、「うーん、談笑は大丈夫でしょうか」みたいなお返事。はは。確かに。

ムスメはこれが高座デビューとなる。生の落語を聞くのが初めてなのだ。で、そのデビューに、エロエロ系かつ毒舌系かつシャブシャブ系(笑)の立川談笑はどうなのか、というご懸念である。ごもっとも。でもまぁ中3だしイイんじゃない? その日の演目に寄るしね。当たって砕けろで参りましょう。

高座は13時から有楽町のよみうりホールにて。
まずは立川談笑が出てきて、いきなりのりピーの話。ま、この程度ならワイドショーレベル。枕最後の「押尾学と清水健太郎のボクシングはシャブの応酬」みたいなギャグはいまいちわからなかったみたいだけど、ムスメも順調に笑っていた。
落語は「子別れ」の昭和50年代版。笑いあり涙ありの人情噺ゆえムスメもとても喜んでた。特にエロ爆発ってこともなく、ホッ。

お次は立川志らくが出てきて「疝気の虫」。枕から談志の物まねを数々披露して笑わしといて、談志の十八番をやるとはなかなか太い。遊星からの物体Xのような、エイリアンのような疝気の虫の描写にこれまた大受け。うまいなぁ。実は志らくは初めてだったのだけど、かなり面白いなぁ。また来よう。

仲入りで「落語っておもしろいねー」とムスメ。あぁ良かった。いいデビューだったようである。

後半はまずは談笑の「居酒屋 改め イラサリマケリ」。
居酒屋に行ったらビルマ(←ミャンマーではなくビルマ)から来た店員だらけで、「いらっしゃいませー」が「イラサリマケリー」で……と展開していく短いお話し。ドッカンドッカンうけていた。でも、これはね、ラストが多少エロだった。「有楽町では出来ねぇネタだ」とボヤきながら進める談笑。ま、でも、これもムスメは大丈夫だったようである。セーフ。

で、トリが志らくの「紺屋高尾」。
枕もなくすっと始めた。いやぁうまいなぁ。聞かせどころは聞かせ、笑わせるところはドッカンドッカン持って行く。ふたりとも本当に達者だった。

ということで、ムスメの生落語デビューは無事終了。
終わってみれば、「子別れ」「疝気の虫」「居酒屋 改め イラサリマケリ」「紺屋高尾」というデビューはバランスもよく入門編として素晴らしかったのではないだろうか。日本の古典芸能をよく知っておくことはこれからの国際人に欠かせない教養。これを機会に定期的に連れだそう。チケットを譲ってくれたMさん、本当にありがとうございます。またいつでも譲り受けまする(笑)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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