個人的夏フェスもそろそろ終わり
2009年8月24日(月) 7:31:21
最近の矢野顕子の話やら落語の話やらバレエの話やらを読んで、メールやツイッターで「こういうのを読むと首都圏に住みたいと激しく思います」と数人からいただいた。
すごくよくわかるし、一昨日の晩も新潟のお医者さん夫妻に同じようなことを言われた。でもさ、自然豊かで多少ののんびり感があるそっちの環境と東京の便利さの両方を手に入れようというのはゼイタクすぎです(笑)。首都圏、過酷っすよ、環境が。 人多すぎとか、電車混みすぎとか、渋滞多すぎとか、ガキ多すぎとか、空気悪すぎとか、騒音酷すぎとか、人間冷たすぎとか、競争ありすぎとか。 まともな川も海もない。山も遠い。緑も少ない。よくこんな環境で毎日暮らしていると思う(歳のせいか)。そろそろ田舎で暮らしたいとしょっちゅう思ってる。まぁそういうのの替わりに多少のエンターテイメントやレストランを手に入れているわけですが。
逆に言うと、東京に住んでいてそれらを楽しまないのはちょいともったいない。というか割に合わない。
最近、部下や仕事仲間を見ていて「遊んでない人が多すぎる」と感じてる。
せっかく東京にいるんだから、もっと無理矢理でもいいから予定を入れていろいろ遊んだ方がいいと思う。もちろん忙しいときは難しいしお金もかかるけど、世界トップクラスのエンターテイメントとかアートとかレストランが集まっているこの環境、活かさないと過酷な環境が割に合わない。東京でなくてもどこにいてもいじれるネットばっかりやっているのはもったいなさすぎる。
特に「次代の文化を支える気概を持ってコトに当たって欲しいネット・IT関係者」。
テクノロジーを作っているのではなくて「文化」を創っているんだという意識を持って欲しいと思うな(特に若手)。次代の中心になるものを今作っているんだし。
芸術とかにあまり触れていないネット関係の若い人、多すぎると思うなぁ。激しく仕事をするのはいいけど、もっともっといろんなものを見ておいた方がいいと思う。触れてすぐはわからないかもしれないけど、貯まった刺激や記憶が自分の中で化学反応を起こすことによって「まったく新しいもの」が産まれると思うし。 偉そうで悪いけど。
でもまぁここ数週間、たしかに毎日毎日いろんなことをしすぎかも(笑)。
個人的夏フェスという感じ。いろんなことが多すぎて、このメモにも書きそびれていることがいくつもある。毎日いろんな出会いがある夏。
書きそびれていることのひとつに、飯島奈美さんとご飯を食べたことがある。短い時間だったけど、お互い会った瞬間からワーワーと話して、なんだかとても楽しかった。

そこで本をいただき、それがとても良かったのでご紹介。「LIFE」
。まぁ「ほぼ日」を読んでる方にはお馴染みの本ですね(→「ほぼ日」の「LIFE」)。
「世の中にはレシピ本の名作が山ほどあるので、ただのレシピ集なら出す意味がない。だから映画みたいに『シーン』を設定して、そのシーンに登場させるならどういうレシピかをイメージして作ってみたんです」と飯島さん。
彼女は、知っている人も多いと思うけど、映画「かもめ食堂」や「めがね」の食事シーンを担当したフード・スタイリスト。最近では小林聡美のパスコのCM(サンドイッチのあれ)とか、西田敏行のサッポロビールのCM(居酒屋のあれ)とかも担当している。どれもこれもめちゃくちゃ美味しそうだし、どこか温かいでしょ。シーンを深く理解して、そこにレシピを馴染ませていく。そんな作業のたまものだと思う。それがこの本にも活かされている。
まず、映画やCM的に、小道具も含めて、きわめて映像的にシーン設定をする。その上でそこにフィットするレシピを作る。そういうレシピ本。これって実はいままでにあまりないパターン。普通はレシピを先に作ってそれを元に画面構成を作っていくのだけど、その逆パターンだ。うーん、これはこれで豊かな鉱脈だなぁ。実際「朝ごはんの献立」や新刊「シネマ食堂」
も、そういう考えで作られたレシピ本。
彼女とは数年前に一度縁があってお会いしているのだけど、それ以来とっても久しぶりのご飯であった。ほんわかした雰囲気のとても魅力的な人。実は今週の「とある食事会」で一緒なので、その打ち合わせというか前哨戦でお会いした。その食事会がいまから楽しみである。
今週のイベントはその食事会ただひとつ。個人的夏フェスもそれがラストかな。
